【おうちでSTEAM教育】思わず感動!どうしてキッチンペーパーにきれいな虹がかかるの?

【おうちでSTEAM教育】思わず感動!どうしてキッチンペーパーにきれいな虹がかかるの?
今注目されているSTEAM教育。幼児を楽しめる、科学や物理の現象を取り入れたおうち遊びを紹介します。今回は、見た目にも楽しい「水の吸い上げ実験」で虹をかけてみましょう。
目次

社会とテクノロジーの関係が密接になり、AIやロボットと共存する未来がもう始まっています。
そんな近代社会を生き抜くための力を身につけられるとして教育の現場で進められているのが「STEAM教育(スティーム教育)」。 科学(Science)・技術(Technology)・工学(Engineering)・アート(Art)・数学(Mathematics)の頭文字を組み合わせた造語で、この5分野を取り入れた教育の考え方です。

教室や教材で学ぶ方法もありますが、子どもに大切なのは「体験する」こと。STEAM教育の要素を取り入れ、家にあるもので簡単にできる遊びに挑戦してみましょう。

水が動いて虹がかかる!?キッチンペーパーで吸い上げ実験

インスタグラムで自宅で簡単に取り組める知育遊びを発信しているアリコさんが紹介しているのは、コップにカラフルな虹をかける楽しい実験です♪

この実験は、キッチンペーパーをつたって水が上に移動する「毛細管現象」を利用しています。これは、水がキッチンペーパーのような「濡れやすいもの」に引き寄せられる性質を持っているために起こる現象で、植物の根が水を吸い上げる現象と同じなんだそう。

色の変化とともに、じわじわと水が動いていく様子を観察してみましょう。

キッチンペーパーで虹をかけよう!「水の吸い上げ実験」のやり方

準備するもの

  1. 水の入った容器 2つ
  2. キッチンペーパー
  3. 水性マジック

実験の方法

① キッチンペーパーを短冊状に折る。
② 両端に水性マジックで色を塗る。

端から中央に向かって色が広がっていくので、写真のように色を並べて塗ってください。

③ 水の入ったコップを並べ、キッチンペーパーの両端(色を塗った部分)を水に浸す。

すると……

じわじわと色が広がり、水が上がっていく様子がわかります。色が広がるにつれて、隣り合った色が混じってちがう色になる箇所も出てきます。

「水が上に登っていくね」「色がどんな風になってる?」「黄色と緑が混じってるところ、何色になった?」など声かけをしながら観察するのが楽しいですね。

さらに子どもが興味を持ったら、色の塗り方を変えて実験して結果を比べてみたり、タイマーを使って水が一番上に到達するまでにかかる時間を測ってみたりしても面白いかもしれません。時間ごとの変化が写真でもよくわかるので、自由研究にもおすすめです。

色がうまく伸びない場合は、色を塗る面積を増やしてみたり、マジックの種類を変えてみたりしてトライしてみてください。また、実験の途中でキッチンペーパーやコップを揺らしたり、手で触ったりすると綺麗に色が伸びていかないので注意が必要とのことです。

「楽しい!」から「なんでだろう?」と興味を引き出す

幼児期のいまは、まだその原理や正しい知識を教えようとしなくても構いません。「すごいね、楽しいね!」と一緒に楽しむことが大切です。楽しい経験を繰り返しているうちに、「なんでだろう、もっと知りたい!」という意欲がわいてきます。

「知りたい」からまた新しい体験が生まれ、体験の積み重ねの中で知識が身につきます。それらが、自分で課題を解決する力につながっていくのです。

未来につながるSTEAM教育を遊びから。ぜひ参考にしてみてください。

アリコさん

2歳児子育て中の看護師ママ。 Instagramやブログで、0〜2歳のねんねと知育・ジーナ式ネントレのコツ・ワーママでも出来るおうち知育・頭の良い子を育てる台所育児を発信している。
アリコさんのインスタグラム:@ariko327
0.1.2歳の知育情報ブログ:子どもが寝たら何しよう?

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執筆者

ライター 西方 香澄

徳島で生まれ育ち、大学進学を機に神戸へ。養護教諭・児童発達支援など教育に従事したのち独学でライティングをはじめる。夫・1歳になった娘とクリエイティブな毎日をつくるため、現在デザインも勉強中。

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