学校から帰ったら、ランドセルを置いて終わりではありません。 水筒や給食袋を出す、学校からのお便りを出す、宿題をする、翌日の教科書や持ち物を入れる。
タブレット端末を持ち帰る学校なら、充電することもあります。 つまり平日のランドセルは、帰宅してから翌朝まで何度も開けたり閉めたりする「使用途中」のもの。
リビングで宿題をするのに、帰宅後は子ども部屋のランドセルラックへ収納し、宿題のときにまたリビングへ持ってくる。 そして終わったら再びラックへ戻す…となれば、毎日何度も重いランドセルを移動させることになります。
ランドセルの置き場所を考えるときは「どこに収納すれば部屋が片づく?」ではなく「帰宅後、どこでランドセルを開けている?」から考えてみましょう。
例えば、ダイニングテーブルで宿題をするなら、その近くにランドセルを置ける場所があると便利です。 低い棚の一角を空ける、大きめのカゴを置く、家具の横にランドセル一つ分のスペースをつくるなど、大がかりな専用収納がなくても定位置はつくれます。
フックに掛けるより、棚や台にポンと置くほうが子どもにとって簡単な場合もあります。
「ランドセルを床に置かないで!」と言いたくなることもありますが、床置きだから片づいていない、とは限りません。 通路の真ん中に置かれて家族がつまずくなら困りますが、家具の横など邪魔にならない場所に「ランドセルはここ」と決めて置くなら、それも一つの方法です。
専用ラックへきれいに収納することより、子どもが自分で置けて、宿題や翌日の準備もしやすいことを優先してみましょう。
ランドセルだけでなく、翌日持っていくものにも目を向けてみましょう。 体操服や給食袋、図書館の本などを別の部屋に置いていると、朝になって「あれどこ?」と探すことも。
ランドセルの近くに、翌日持っていくものを一時的に置くカゴやスペースをつくっておけば、準備の途中のものもまとめやすくなります。

ランドセルラックを用意しても戻してくれないときは、収納用品が悪いわけでも、子どもが片づけられないわけでもありません。 置き場所と、実際の暮らしの動きが合っていない可能性があります。
帰宅してどこでランドセルを開くのか、どこで宿題をするのか、翌日の準備はどこでするのか。 まずはその流れを観察してみましょう。
(監修:えりこ先生/ライフオーガナイザー1級)
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