子どもが朝起きられない背景には、睡眠時間の不足や生活リズムの乱れなど、さまざまな理由が考えられます。
秋は夏に比べて日照時間が短くなり、気温も変化します。 朝晩の冷え込みで布団から出にくくなることもあるでしょう。
人の体には、朝の光を浴びることで体内時計を調整する仕組みがあります。 朝に光を浴びる機会が減ったり、休日に遅くまで寝ていたりすると、睡眠と覚醒のリズムが乱れることがあります。
動画やゲーム、スマートフォンなどに夢中になり、寝る時間が遅くなっていませんか? 就寝時刻が遅くなると、翌朝に必要な睡眠時間を確保できず、起きるのがつらくなることがあります。
特に、寝る直前まで画面を見ていると、光や刺激によって眠りにつくタイミングが遅れる場合もあります。 小学生は学年や個人差にもよりますが、一般的に9〜12時間程度の睡眠が推奨されています。
必要な睡眠時間を確保できているか、日々の就寝・起床時刻を振り返ってみましょう。
朝の目覚めをよくするには、夜だけでなく、朝や日中の過ごし方も大切です。 できることから少しずつ取り入れてみましょう。
夜更かしが習慣になっている場合は、いきなり早寝をさせるのではなく、15分程度ずつ就寝時刻を早めてみましょう。 休日も平日と大きく変わらない時間に起きると、体内時計が整いやすくなります。
まずは起床時刻を意識し、そこから必要な睡眠時間を逆算して就寝時刻を決めるのがおすすめです。
起きたらカーテンを開け、朝の光を部屋に取り入れましょう。 窓辺で過ごしたり、通学時に少し歩いたりすることも、体内時計を整える助けになります。
目覚めが悪いときは、「早く起きなさい」と急かすよりも、「カーテンを開けよう」「一緒に顔を洗おう」と、行動を具体的に伝えると取り組みやすくなります。
日中に外遊びや散歩、運動などで体を動かすことも、夜の自然な眠気につながります。 一方、寝る前はゲームや動画を控え、読書や静かな遊びなど、気持ちを落ち着けられる時間をつくりましょう。
入浴や歯磨き、読み聞かせなどを毎晩同じ順番で行うと、子どもも眠る準備をしやすくなります。

子どもが朝起きられないと、つい焦ったり、何度も声をかけたりしてしまうものです。 しかし、睡眠リズムを整えるには、毎日の小さな積み重ねが大切です。
まずは、起床・就寝時刻や寝る前の過ごし方を振り返り、無理なく続けられることから始めてみましょう。 おやこで一緒に生活習慣を見直すことで、子ども自身が睡眠の大切さに気づくきっかけにもなります。
ただし、十分に眠っているはずなのに朝起きられない状態が続く場合や、日中の強い眠気、頭痛、めまい、いびきなどが見られる場合は、睡眠の問題や体調不良が隠れている可能性もあります。 生活習慣を整えても改善しないときは、小児科などの医療機関に相談しましょう。
子どもの成長や体調に合わせながら、気持ちよく一日を始められる生活リズムを、おやこで少しずつつくっていきましょう。
監修/ライター:オオイシ(幼稚園教諭二種・チャイルドカウンセラー)
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