子どもの知育に「洗濯ばさみ」が効果的って知ってる?実践アイデアも大公開!【モンテッソーリ教育でも注目】

子どもの知育に「洗濯ばさみ」が効果的って知ってる?実践アイデアも大公開!【モンテッソーリ教育でも注目】
知育や療育の場面によく登場するのが「洗濯ばさみ」ということはご存じですか?手先の巧緻性を上げるのに非常に効果があるといわれています。その効果と実践アイデアについて、作業療法士のごーやさんに詳しく教えてもらいました。
目次

子どもの知育や療育の現場で、実は「洗濯ばさみ」が活躍することを知っていますか?

どの家庭にもある一般的なアイテムですが、その洗濯ばさみでつまんではさむというのは子どもの発達において、非常に効果があるといわれており、最近注目のモンテッソーリ教育でも「洗濯ばさみを使ったお仕事」があります。

そんな洗濯ばさみの効果や、その活用方法について、発達障害領域の作業療法士で小学生2人のパパでもあるごーやさん(goya_namakemonoikuji/)に詳しく教えてもらいました!

洗濯ばさみは子どもにどんな効果を与えるの?

①つまみ動作の獲得

大人にとっては何気ないものですが、洗濯ばさみをつまむというのは子どもにとってはちょっと難しい動作になります。親指と人差し指、中指でしっかりとつままないと、うまく開かないのが洗濯ばさみ。

この洗濯ばさみをつまむという動作を繰り返してトレーニングすることで、お箸や鉛筆のつまみ動作に向けての練習に自然とつながるのです。

② 指先のつまむ力をつける

つまむには力が必要です。洗濯ばさみでつまむ動作を繰り返すことで、この指先のつまむ力をつけることができます。

③ 目と手の協応能力のUP

協応とは、二つの器官や機能が連動する動作のことを指します。周辺視野で捉えたものに手を反応させる、目と手の協応動作は子どもにとってむずかしいもの。

目標の場所に向かって洗濯ばさみを移動させることは、目と手の協応能力が必要になるため、洗濯ばさみで何かをつまむということはその能力を上げることにつながるのです。

④両手動作能力のUP

つけるものを持って洗濯ばさみではさむ動きは、両手を同時に動かす動作が必要になります。洗濯ばさみを使うことで両手動作の能力を上げることもできるのです。

たかが洗濯ばさみ、されど洗濯ばさみ。

洗濯ばさみに子どもの能力をこんな風に上げる効果があるなんて驚きですよね。それでは、具体的に子どもの生活にどのように取り入れればいいのでしょうか?

洗濯はさみだけで遊ぶ方法

ごーやさんのおすすめは、100円ショップセリアで見つけた7色の洗濯ばさみ。このカラフルな色合いは子どもも喜びそうですね。

裏の絵の色と洗濯ばさみの色をマッチングさせ、絵を洗濯ばさみではさむ

同じ色同士の洗濯ばさみを選んで、はさみ合う

順番につけるあそび

一つの洗濯ばさみでもう一つの洗濯ばさみの持ち手の一つをはさみ、それをどんどんつなげていきます。

まっすぐつなげる遊び

洗濯ばさみの金具の輪のところをはさむと、まっすぐつなげることができます。

バランスゲーム遊び

おやこでバランスを崩さないように順番にはさみ合うのも、ドキドキワクワクして楽しいですね!

自由な構成遊び

子どもがはさみたいところを自由にはさんでいきます。はさみ方では形を作ることも。子どもの想像力と創造性にまかせてみるのもいいですね。

こうしてみると、洗濯ばさみって「本当に使える!」。

手先の巧緻性をあげると同時に、集中力アップにもつながります。ぜひおやこで試してみてくださいね。

ごーやさん

発達障害領域の作業療法士。小学生2人のパパでもある。インスタグラムでは「早い!安い!簡単!」な知育・療育教材や療育に通えない方におうちでできる療育方法を紹介している。
インスタグラム:ごーや / おうちでできる知育・療育(@goya_namakemonoikuji/)

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