前回、子どものお料理のお手伝いデビューはおやつがおすすめ!という話をしましたが、2回目のメニューもおやつにぴったり!「白玉団子」です。
子どもは、粉からおだんごが出来上がっていく変化に興味津々!粘土感覚で「こねて・丸めて」を楽しめます。
白玉粉に砂糖と水を混ぜてこね、ゆでるだけと簡単なので、手作りおやつ初心者のママも気軽にトライできますよ。
ミックスフルーツの缶詰と合わせれば、見た目もカラフルできれい!まだまだ暑いこの時期にぴったりの冷たいおやつのできあがり♪
白玉粉…100g
砂糖…10g
水…90ml
ミックスフルーツ(缶詰)…適量
*缶詰は冷蔵庫で冷やしておくとおいしいです
1.ボウルに白玉粉と砂糖を入れてざっと混ぜ、水を1割ほど残して加えてさらに混ぜる。
2.水分がなくなってきたら手でぎゅっと握るようにしてひとまとめにし、滑らかになるまでこねる。ちょっと固めなら、残りの水を少しずつ足して、しっとり柔らかくなるように調整する。
3.ひと口サイズをとり、手で丸めて団子にする。
4.鍋に湯をわかし、白玉団子を入れる。3~4分ゆでて、浮いてきたらさらに1分ほどゆで、冷水にとる。
5.水けを取って器に入れ、ミックスフルーツを缶汁ごと入れる。
ボウルに材料を順番に入れるのは、子どもの出番! 粉がこぼれないように、ボウルは少し大きめにしておくと安心です。ボウルがすべらないよう、濡れぶきんをボウルの下に敷くと作業しやすいですよ。
白玉粉、砂糖と入れたら、次は水です。少し残して水を入れるのは、子どもには難しいので、大人が先に取り分けておいてください。
水分が全体にいきわたるように手で混ぜてみましょう。「パラパラの粉がなくなるまで混ぜようね」など、声をかけてみてください。
最初は手をぐるぐるボウルの中でかき混ぜるようにして、ある程度いきわたったら、グー、パーを繰り返して握ったり、離したりしながら水分をいきわたらせます。
子どもは両手を入れてこねたくなりがちなのですが、我慢して、片手だけ。もう一方の手は、ボウルがぐらぐらしないように、しっかり押さえておいてください。
水分の最終調整は、大人の出番。べたつかず、パラパラしすぎず、ちょうどいい柔らかさになるように、仕上げのこねをしてあげてください。
丸めるのとってもは楽しい作業。あまり大きさがバラバラになりすぎないように(ゆで時間を調整しやすいため)、大人がある程度同じ大きさにちぎって、渡してあげましょう。 年齢にもよりますが、3歳くらいなら、一口大の半分くらいの小さめサイズが安心です。
手のひらに乗せて、もう一方の手を重ね、丸い円を手のひらに描くようにすると丸いお団子になるよ、とお手本を一度見せてあげるといいですね。
まん丸にできたら、軽く上下をつぶしておくと、火が通りやすくなります。
ちなみに、我が家では最初から「好きなように丸めていいよ」と任せていたら、全部「へび!」と細長いお団子ばかりになり…。 へびが好きなのかな?と思っていたら、丸く仕上げるやり方が分からなかったようで、一方向にずっと転がしていました。
粘土感覚でこねこねするのは、子どもの大好きな作業。丸く形作るのに慣れたら、星やハートなど、好きな形を作ってみてもいいですね。
大人が白玉団子をゆでてきます。 鍋に湯を沸かし、かるく沸き立つくらいの火加減にして、団子を入れていきます。 ゆで上がってくると、底に沈んでいた団子が浮いてきます。その様子を一緒に観察してみましょう。
鍋のお湯が熱いことは、忘れずに伝えてください。近くで見るときは、鍋よりも必ず高い位置に顔が来るように、踏み台などを用意しましょう。
ゆで上がった団子を冷水にとり、さめたらペーパータオルを敷いたバットなどに取り出します。冷めた団子を取り出す作業を子どもに任せてみましょう。
「さっきはぺたぺたしていたお団子が、今度はつるつるして光っているね」など、見た目の違いにも気づくかもしれません。
これで白玉団子は完成!フルーツミックス缶と合わせたら「フルーツ白玉」に♪
基本の白玉だんごができたら、色や味を変えることもできます。
こねる際に加える水を、グレープジュースやオレンジジュースなどのジュースに変えれば、カラフルなおだんごの出来上がり。色は変わりませんが牛乳や豆乳を使ってもおいしくできますよ。 また、フルーツ缶と合わせる以外にも、きなこやあんこを添えたり、みたらし団子にしても楽しめますよ。
まだあまりお団子を食べなれていない3歳頃は、小さめに丸め、また食べる際にはそのまま飲み込んでしまわないように、「よくかみかみしてね」などと、繰り返し声がけをしてください。
両手の感覚をフルに使って作る、白玉団子。 子どもの自由な想像力を引き出してくれそうですね。
ぜひ、手作りの白玉団子で楽しい"おやこのおやつタイム"をお過ごしください♪
料理研究家 関岡 弘美
食育雑誌の編集に携わった後、渡仏。フランス料理、菓子、ワインを学ぶ。現在は、雑誌、テレビ、広告などを中心にレシピを提案。都内でおもてなし料理の教室を主宰。4歳の息子の子育てに奮闘中。
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