子どもの塩分摂りすぎに注意!減塩の工夫

子どもの塩分摂りすぎに注意!減塩の工夫
味の濃い食事は美味しいですが、中毒になりやすいです。そのため、将来の生活習慣病を予防するためにも幼児期から気をつける必要があります。この記事では、なぜ塩分量に注意する必要があるのか、減塩の工夫について紹介します。
目次

子どもは塩分の摂りすぎに注意することが難しいので、パパ・ママが塩分摂取量を管理しなければいけません。 大人の塩分摂りすぎもよくないので、家族みんなで減塩を心がけましょう。

なぜ塩分量に注意する必要があるの?

子どもの腎臓は小さく未熟なため、塩分を摂りすぎると負担がかかってしまいます。

また、塩分濃度を下げようと体が水分を欲し、水分を多く摂取することでむくみが発生したり、高血圧を引き起こしたりする可能性があります。 大人と同じ塩分量は子どもにとって過剰な摂取となり、致死量となるので非常に危険です。

1日の食塩摂取量の目安として、1〜2歳は3.0g未満、3〜5歳は3.5g未満、6〜7歳は4.5g未満、8〜9歳は5.0g未満とされているので参考にしてください。

味覚が育つ大事な幼児期なので、濃い味つけに慣れないようにするためにも塩分量には注意しましょう。

減塩の工夫

おうちでもできる減塩の工夫を紹介します。まずはできそうなものから、ぜひ取り入れてみてください。

加工食品を食べすぎない

かまぼこやちくわ、ハムやベーコンなどの加工食品は塩分が多く含まれています。 完全に断つことは難しいので、食べる量や頻度に気をつけましょう。

調味料は「かける」のではなく「つける」

しょうゆなどの調味料はかけて食べるよりも、つけて食べるほうが減塩できます。

「だし」を活用する

昆布やかつお節、煮干しなどからとった「だし」を上手に活用しましょう。 うま味成分がたっぷりのだしを活用すれば、風味が増し、少ない塩分量でも美味しさがアップします。

カリウムが豊富に含まれる食品を食べる

カリウムは食塩を排出する働きがあるため、減塩に役立ちます。カリウムは野菜や果物に多く含まれているので、積極的に摂取しましょう。ほうれん草やバナナなどに豊富に含まれていますよ。

旬の食材を食べる

旬の食材は素材そのものが美味しいので、少ない塩分量でも美味しく食べることができます。 旬の食材は栄養価も高いので、積極的に取り入れましょう。

酸味を利用する

お酢などの酸味を利用することで、塩分量が控えめでも美味しく感じることができます。 子どもは酸味が強すぎると苦手だと感じることが多いので、隠し味として少量使うとよいでしょう。

家族みんなで減塩を意識しよう!

毎日の食事で少し工夫をするだけでも塩分量を減らせます。

家族みんなで減塩を意識して、健康的な生活を送りましょう。

ライター/監修:haya(管理栄養士)

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執筆者

管理栄養士 haya

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