子どもの「怖い体験」への寄り添い方|保育士に学ぶ、心の回復サポート

子どもの「怖い体験」への寄り添い方|保育士に学ぶ、心の回復サポート
「事故を見てしまってからの子どもの変化が心配で…」大切なのは、怖い体験をした子どもの気持ちに寄り添い、安心感を与えながら心の回復をサポートすることです。 保育の現場から学んだ、子どもの不安に共感しながら寄り添う関わり方をご紹介します。 ゆっくりと、しかし確実に、子どもの心の回復を助けていきましょう。
目次

1. 怖い体験の心理的影響を理解する

子どもの怖い体験への向き合いかたで大切なのは、まずはその心理的影響を理解することです。 事故や災害など、強い恐怖を感じる出来事は子どもの心に大きな傷を残すことがあります。

眠れなくなる、一人でいるのを怖がる、些細なことで泣き出すなど、怖い体験の後にはさまざまな変化が現れるもの。 子どもの心の状態をしっかりと把握しましょう。

「どんな気持ちなのかな」と子どもの内面に思いを馳せてみてください。 怖い体験が子どもの心に及ぼす影響を理解することが、寄り添うための第一歩になります。

2. 子どもの気持ちに寄り添う

怖い体験をした子どもには、何よりも気持ちに寄り添うことが大切です。 「怖かったよね」「つらい思いをしたんだね」と、子どもの感情を必要に応じて言葉にしてあげましょう。

園でも、子どもの不安な気持ちを受け止め、そばにいることを伝えるようにしています。 「大丈夫、先生がいるからね」「ママとパパが守ってくれるよ」

そんな安心感を与える言葉かけを、ぜひ心がけてみてください。 子どもの感情に共感し、表現することで、子どもは自分の気持ちを理解してもらえたと感じるのです。

不安や恐れに寄り添ってあげましょう。

3. 安心感を与える関わりを心がける

怖い体験の後は、子どもの安心感を取り戻すことがとても重要。 子どもが安心できる環境づくりを心がけましょう。

例えば、怖い夢を見たときにはそっと手を握ってあげる。 一人で眠れないときには、隣で見守ってあげる。

園でも、子どもが安心して過ごせるようにていねいな言葉かけや身体的なサポートを大切にしています。 子どもの「ここにいてほしい」というサインを見逃さないことが肝心です。

また、日常生活のリズムを整えることも安心感につながります。 食事や睡眠、遊びの時間を一定に保つことで、子どもは少しずつ安心していくのです。

4. 周りのサポートを求める

子どもの怖い体験からの回復は、周りの理解と協力があってこそ。 長引いたり、様子が重たいときにはご家庭だけで抱え込まず、周りの人々の力を借りることも大切です。

保育園や幼稚園の先生方に状況を伝え、アドバイスを求めてみるのもいいでしょう。 専門家へ紹介してくれる場合もあります。

心理の専門家やカウンセラーは、子どもの心の回復を助ける心強い味方になってくれます。 みんなで見守る、そんな支えあいの環境があれば、心の傷も癒えやすくなるはずです。

5. ゆっくりと回復を促す

怖い体験からの回復には時間がかかる場合もあります。 ショックが大きい場合は一朝一夕には心の傷は癒えません。

子どもの状態をしっかりと見極めながら、長期的な視点でサポートしてください。 ご家庭でも、焦らずに、子どものペースに合わせて寄り添ってあげてください。

ときには後戻りすることもあるかもしれません。 それもまた回復への過程です。

子どもの心の回復を信じて、温かく見守り続けてあげてください。

まとめ

子どもの怖い体験は、心に大きな傷を残すこともある出来事です。 しかしながら周りの適切なサポートがあれば、必ず乗り越えられます。

子どもの気持ちに寄り添い、安心感を与える関わりを心がけ、周りの理解と協力を得ながらゆっくりと回復を促していきましょう。 その積み重ねが、子どもの心の回復力を育んでいくのです。

傷ついた心も、愛情と信頼で包み込めば、必ず癒されていきます。

監修/ライター:でん吉(保育士)

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執筆者

保育士 でん吉

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