幼児期から始めるとよいといわれている「ピアノ」。最近は「親子でレッスンするコース」も登場しています。
わが子に習わせようかな?と思いつつ、まだ早すぎる?うちの子に向いているの?親子でレッスンするメリットは?など、さまざまなことが気になりますよね。
そこで、ピアノ講師の方々に、「ピアノの習い事」で気になることを色々伺いました!
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多くのピアノ講師の方が答えたのは「4歳から」。
・「3歳ではまだ手が小さい(Michi's Music School)」
・「個人レッスンの場合ですが、ある程度の時間イスに座っていられることと、単純な音符(休符)の形と線&間の違いや高低がわかることが最低限必要だと思います(あすか音楽教室)」
・「集中力が少しずつ高まってくる年齢なので(音の森ピアノ教室)」
・「親御さんが長い目で見て下さるなら4歳から。できれば遅くとも小1から。”弾く”ということだけに着目すれば手指がしっかりしてくる5・6歳からでいいと思いますが、”聴く”ことを身につけるのは早いに超したことありません。弾けるよりも先に楽譜が読めるようになることが重要なので、リズム打ちなど楽譜を読むためのトレーニングは早くからできる方がいいから」(みんなが楽しめるピアノ教室)
そのほかも大体2歳から5歳くらいまでの間との答えが。
【2歳】
・「固定観念がなく対応力があるから」(keiko music family)
【3歳】
・「親以外の人と接する感受性を持つ年齢だから」(ミュージック ニューウェル&韮崎アラミスサロン)
・「4歳から鍵盤を弾けて簡単な楽譜を読めるように、逆算して3歳でできることをやっておくとよい」(川崎市溝の口のピアノ教室まきこぴあのらぼ)
・「リトミックや音感教育は0才から取り組めると思いますが、ピアノを弾くという事は身体の筋肉が歩くことや座ること立つことが自由にできるようになってからの方がいいのでは」(まきこ音楽教室ムジーク・ヴァルト)
【5歳】
・「ある程度指がしっかりしている事と、意思疎通ができるようになってくる時期だから」(立花芙紀ピアノ教室)
【6歳】
・「5歳以下の場合は手が小さく、基本ポジションの”どれみふぁそ”に1本ずつ指を置くことができない子どもも。また、集中が長く続かなかったり、先生に自分が”こうしたい”という意思を伝えるには語彙が足りなかったりするというデメリットも。一方6歳未満では歌うこと、音楽に合わせて体を動かすこと、リズムを感じることなど、幼児期であるからこそ伸ばせる能力があり、あまり小さいうちから無理やりピアノを弾かせることをするのはもったいないと感じるから(ぴあのすく~るSan's)」
とはいえ、「同い年でも個人差があるから一概にはいえない(久米詔子音楽教室)」点もあり、焦る必要もないのかもしれません。
手の大きさ、集中力やコミュニケーション力などお子さんの状態に合わせて、適切な時期を選べるといいですね。
では、だいたい小学校に上がる前の幼児期からピアノを習い始めるのがいいといわれるのはなぜなのでしょうか?
じつは、幼児期からピアノを習うとよい理由は以下のとおり、たくさんあります。
また、この時期から始めることで「練習することが生活の一部となり、苦労を感じなくなる(ミュージック ニューウェル&韮崎アラミスサロン)」という声も。
でも、ピアノや音楽にあまりなじみがない家庭も多いですよね。そんな中で、ピアノや音楽に親しみをもてるようにできることというのはどんなことなのでしょうか?
「聴きいってしまわない程度の音量、BGW的でOKなので音楽をながす」ことや、幼児でも行ける「コンサートや舞台に出かける」のはやっぱりオススメなんだそう。
「題名のない音楽会」(テレビ朝日系列)「らららクラシック」(NHK)などの音楽番組を視聴するとよいという声も。
ぴあのすく~るSan'sのオススメは、DVDの「クインテット ゆかいな5人の音楽家 テンコモリ」やCDアルバム「おんがくしつトリオ Theatrical(リコーダー・鍵盤ハーモニカ・ピアノのユニット)」だそう。
そして、そうした環境を整えつつ、「保護者の方がピアノ等の楽器を演奏したり歌を歌ったり、お子さまが赤ちゃんの頃から生活の中で自然と生の音楽に触れられる環境が理想的ですね」(あすか音楽教室)「御家族がピアノを弾いてみせるのも、とても良いです」(SYK Piano School)と、親もピアノを弾くようになると、自然と子どもも興味を持ち始めるようです。
…となると、親子でピアノを習うのはとっても理にかなっているといえそうですね。実際、親子で学べる教室も最近では増えています。
「幼児期は一人で練習できる子は稀。家での練習の方法や宿題が確実に伝わる」(ミュージック ニューウェル&韮崎アラミスサロン)
「親御さんから上から目線で注意を受けるのではなく、一緒に同じ目線で取り組むことで、お子さんの自己肯定感を高めながら、親子のコミュニケーションをとることができます。信頼関係も協調性も高まると考えます。レッスンの再現性も高まり上達も早いです」(川崎市溝の口のピアノ教室まきこぴあのらぼ)
「音楽を通してのコミュニケーションでを持つことができる。親子連弾などでは、親子で達成感を共有したり、いろんな音の世界を一緒に体感できると思います。」(まきこ音楽教室ムジーク・ヴァルト)
親ががんばっている姿を見ることで子どもは励まされ、夢中になると同時に、親も子どもの気持ちを理解することができますよね。
そんな風に子どもをきっかけに、ママやパパも新しい世界を広げていくのもいいかもしれません。
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ピアノを幼児期から習い始めるメリット、親子で習う良さを知ったうえで、気になるあれこれについても聞いてみました!
「大丈夫!必ず、できることは増えていきます。まずは、おしゃべりから。練習の仕方をLessonでマスターして、焦らない、他の子と比べないことが大切です。また、ピアノを弾くに必要な事を手遊び、ビーズ通しや、ビー玉、指マット、洗濯ばさみ、にぎにぎグッズなどを使って遊び感覚で指先の感覚をつくっていきます。すぐに、ピアノを弾く にこだわらず、下準備に充分な時間をかけるとよいでしょう」(ミュージック ニューウェル&韮崎アラミスサロン)
「じっとしていないのは好奇心旺盛の証拠ですよね。リトミックなどで全身で音楽を感じ、表現していくようにすると良いと思います。練習も時間ではなくココ集中!というような工夫ですると良いですね。」(立花芙紀ピアノ教室)
「ピアノを弾くことはじっとしている事ではないと思います。幼児期にはいろんな音楽体験が必要です。ジャンプしたり足踏みしたり、ピアノへの導入方法はたくさんあります」(まきこ音楽教室ムジーク・ヴァルト)
「もちろん大歓迎です。子どもは親の真似をしたがりますから、親の頑張る姿を見せることは子どもにとって刺激になると思います。将来、親子連弾をする夢も持てますね」(あすか音楽教室)
「むしろその方がいいです。スタート地点から親が上から目線で子供を見ない方がいいと思いますよ」(SYK Piano School)
「お子さんと同じ目線で学ぶことができます。ご自宅の練習では、お母様に教わるのではなく、お子様が主体となってお母様にレッスンを再現してもらうように、先生役をしてもらいます。お母様が上手に生徒役を演じ、どうやるの?先生なんて言ってた?などと質問して頂くと、得意になって教えてくれるでしょう。よく覚えていたね!上手にできるね!と親子の関係も良好になります。一緒に取り組んだ思い出が絆となっていきます」(川崎市溝の口のピアノ教室まきこぴあのらぼ)
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親子でレッスンはとっても楽しそうですね♪ ぜひ、新しい世界を親子で広げていってはいかがでしょうか?
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