1990年代アメリカ発祥のベビーサインは、言葉を使えない赤ちゃんとのコミュニケーション手段として、ジェスチャーや手話を活用する方法です。
日本でも2000年代から注目され、子育て中の不安や疑問をやわらげる手助けになるといわれています。
赤津純子教授の研究によると、ベビーサインを活用すると、母親が子どもとの関わりを深め、育児態度にプラスの影響が見られるとのことです。
ベビーサインは生後6ヶ月ごろから始めることができるようですが、子どもによって習得のペースは異なります。
また、保育者が使用するベビーサインは130種類もあるそうですが、その使い分けは園や家庭の状況によって変わることがありそうです。
子どものペースに合わせて、焦らず繰り返し教えることが大切だと思われます。
ベビーサインを使う最大のメリットは、親子の絆が深まることにありそうです。
「子どもの気持ちがわからない」という状況が改善され、お互いの愛情を感じやすくなると言えそうです。
言葉の発達を促す効果もあり、健康や安全管理に役立つ面もあるといえます。
事故防止のためのサインを教えることで、お子さんを守る力になるかもしれません。
今回は、コミュニケーションの幅を広げる育児法、ベビーサインについてご紹介しました。
日本ベビーサイン協会認定の教室では、親子で楽しく学ぶことが可能ですが、遠方で通学が難しい場合は、書籍やDVDを活用する方法もあるようです。
子どもとのコミュニケーションを豊かにしたいと考える方は、この機会にベビーサインを始めてみてはいかがでしょうか。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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