物事に集中して取り組むには、多くのエネルギーが必要となります。集中力を高めるために重要な、4つの栄養素をご紹介します。
ブドウ糖は、脳を働かせるために欠かせません。ブドウ糖が不足していると、脳の働きが鈍くなったり、やる気が出なくなったりする原因となります。
取りすぎには注意が必要ですが、集中力を高めるには欠かせない栄養素です。
ビタミンB群には、糖質をエネルギーとして活用させる役割があります。不足すると、認知機能の低下や疲れやすくなります。
鉄分が不足すると、貧血になりやすくなります。貧血になると、考える力や体力の低下や、倦怠感、頭痛等に繋がります。
このような症状が出ている場合、物事に集中して取り組むことが難しくなるため、鉄分は欠かせません。
DHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳を構成する脂質のことです。記憶力や集中力を高める作用があります。
DHAは体内で作ることができません。そのため、意識的に食事から摂取する必要があります。
では、具体的にどのような食べ物がよいのかをご紹介します。1つの食べ物だけをとるのではなく、食事のバランスを意識したうえで、取り入れていきましょう。
バナナには、ブドウ糖の他、ショ糖やでんぷんが含まれています。ブドウ糖は吸収が早く、すぐにエネルギーになりますが、ショ糖やでんぷんはエネルギーに変わるまで時間がかかります。
手軽に食べられるうえ、持続的にエネルギーを取り入れられるのがバナナの特徴です。
ラムネは、主な原料がブドウ糖です。食べるとすぐにエネルギーが補給されるため、物事に取り組む前にとると効果的です。
カカオには、カカオポリフェノールやフラバノールが多く含まれています。それぞれ、学習能力や記憶力を高める効果があります。
また、同時に糖分もとれるため、手軽で優秀な食べ物です。ただし、食べすぎや虫歯には注意しましょう。
ナッツ類は、α-リノレン酸とチロシンを多く含みます。それぞれ、集中力や思考力、記憶力、やる気向上等の効果が期待できます。
卵や大豆製品には、レシチンという物質が多く含まれています。レシチンは、記憶力や学習能力を向上させる効果があります。
卵や豆腐、納豆等、いつもの食事に手軽に取り入れることができます。
小松菜やほうれん草には、鉄分が豊富に含まれています。副菜などで、意識的にとるとよいでしょう。
DHAは青魚に多く含まれています。主にさんまやいわし、さばといった魚があげられます。
DHAは体内で作られないため、意識的にとりましょう。
豚肉にはビタミンB1が多く含まれており、疲労回復と集中力を高める効果が期待できます。
部位によって含まれる割合が異なり、中でもヒレとモモがおすすめです。
今回は、子どもの集中力を高める栄養素と食べ物をご紹介しました。
ですが、あくまでバランスのよい食事をとることが前提です。いつもの食事と合わせて、意識的にご紹介した食べ物をとることで、効果が期待できます。
集中力が続かずに悩んでいる方は、ぜひ試してみてください。
ライター/監修:kana (保育士資格・幼稚園教諭一種免許状)
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