子どもの『低体温』が増えている!?改善策とは

 子どもの『低体温』が増えている!?改善策とは
最近、子どもの「低体温」が増加しているという話を耳にしたことはありませんか?特に気温の下がる寒い季節になると、子どもの体が冷えないかと心配になりますよね。 では、どうやって子どもの低体温を改善していけばよいのでしょうか。低体温の原因や改善に必要な生活習慣を知り、子どもの健康を守るために理解を深めていきましょう。
目次

子どもの低体温とは?

通常、健康な子どもの平熱は36.3〜37.0度程度です。 子どもの低体温とは、体の中心温度が36.0度以下に低下した状態を指します。

朝から元気がない、やる気が出ないといった子どもの姿は、低体温が原因の一つとも言われています。 低体温の子どもは、一日を通して体温が上がりにくく、遊びや活動に身が入らないといった状態になる恐れもあるのです。

子どもの低体温はどうして起こる?

低体温が起こる主な原因は以下のようなものがあります。

運動不足

運動が不足すると、筋肉量が減り、体温が上がりにくくなります。

生活習慣の乱れ

寝る時間が遅い夜型の生活を送ると、体温のリズムが乱れ、低体温になりやすくなります。

栄養不足

バランスの取れた食事や十分な水分摂取は、体温維持に重要です。偏った食生活はエネルギー不足や免疫力低下にもつながります

子どもの低体温改善に必要な生活習慣

低体温の主な原因は、生活習慣や環境によるものが大きいとされています。子どもが元気に過ごすための、改善に向けた具体的な生活習慣を紹介します。

体を温める食事を取り入れる

冷たい食べ物や飲み物を摂りすぎていませんか?夏場だけでなく冬場でも、ジュースやアイスクリームを好んでいる場合は要注意。体を内側から温めるためには、温かいスープや煮物、根菜類(人参や大根など)を意識的に取り入れましょう。ショウガや味噌などの発酵食品も効果的です。

適度な運動で筋肉を育てる

筋肉は熱を生み出す役割を持つため、運動によって筋肉量を増やすことが重要です。幼児にとって適度な運動とは、元気に外で遊ぶことでしょう。 思い切り体を動かすことで、セロトニンが分泌され、情緒の安定へも繋がります。

規則正しい生活リズムを整える

夜更かしや睡眠不足は体温調節に悪影響を及ぼします。就寝時間が遅くなると体温が下がりやすくなるため、早寝早起きを心がけましょう。日中は自然光を浴び、夜は暗い寝室で寝ると、体内時計が整い、体温のリズムが安定します。

お風呂の習慣を見直す

シャワーだけで済ませていませんか?湯船に浸かることで全身が温まり、血流が良くなります。お風呂に入ることで、体温上昇だけでなくスムーズな入眠にもつながります。

まとめ

子どもの低体温は、現代の生活習慣や環境が原因となっていることが多いです。改善には、食事、運動、生活リズムの見直しが不可欠となるでしょう。 家庭で少しずつ取り組むことで、子どもの健康が大きく向上します。 「低体温かな?」と思ったら、今回の内容を参考にしてみてください。冷えに負けない元気な体づくりを目指しましょう。

ライター / 監修:オオイシ(幼稚園教諭・保育士・ヨガインストラクター)

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執筆者

幼稚園教諭二種・保育士・ベビーマッサージインストラクター・チャイルドカウンセラー・家族療法カウンセラー オオイシ

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