子どもが片付けしてくれない！進んで片付けしたくなる声かけの工夫

子どもが片づけない理由

子どもが片付けをしないのには、いくつかの理由があります。たとえば以下のようなものです。

まだ遊びたい

遊びに夢中になっていると、片付けが面倒に感じられます。 楽しい気持ちを中断させるのは、まだ幼児期の子どもは難しい場合があります。

片付け方が分からない

片付けの手順やどこに何をしまうべきかが分からず、片づけを諦めてしまっている可能性があります。

片付けへのモチベーションがない

「片付けをしても楽しくない」と感じている場合、行動に移すのが難しくなります。

親御さんの声かけが逆効果

「早く片付けなさい」と片付けの度に叱られると、やる気が失われてしまいます。

片付けたくなるための環境づくり

子どもが片付けやすい環境を整えることで、スムーズに行動できるようになります。

分かりやすい収納

おもちゃをどこに片付けるのか、見える、分かるようにしましょう。

収納場所を明確にし、ラベルや写真を貼ると子どもでも迷わず片付けられます。 特に幼児期には、視覚的なヒントが重要です。

片づけられる量で遊ぶ

子どもが片づけられないほどのおもちゃを出していませんか？

今、どのおもちゃを使っているのか、子どもの様子を見て整理整頓しましょう。 小さいときに使っていたけど、今はあまり使ってない物は手放すことも考えても良いかもしれません。

今は使わないけど将来的に必要になりそうなおもちゃは、保管しておくのも良いでしょう。

子どもが片づけやすい場所

おもちゃを片付ける場所は遠かったり、高すぎたりしませんか？

子どもにとって片付けが難しい場所だと、片付けがさらに面倒になってしまいます。 子どもが自分で簡単に片付けられる場所になっているか、もう一度確認してみましょう。

片付けの習慣化

寝る前やご飯の前など、決まったタイミングで片付ける癖をつけると良いでしょう。 習慣化することで、子どもも比較的スムーズに片付けができるようになります。

片付けをするようになるための声掛け

声のかけ方次第で、子どものやる気を引き出すことができます。

ポジティブな言葉を使う

「片付けたら部屋が広くなるね！」や「おもちゃを大切にできたね！」と、片付けの結果に対するプラスのイメージを伝えます。

選択肢を与える

「ブロックとお人形どちらを片づける？」「片づけて欲しいのだけど、今とお風呂の後、どちらする？」のように、子どもが選択できるようにしましょう。

自分で選択することで行動に移りやすくなります。

ゲーム感覚

「何個、片づけられるか競争しよう」と声をかけると、楽しく取り組めます。 親御さんが率先して行う姿を見せることも大切です。

達成感を共有する

片付けをするのは当たり前と思わず「すごい！全部片付いたね！」「とっても助かったよ」と、褒めてあげましょう。

片づけられたときにすぐにほめると、片付けへの自信と満足感が生まれます。

まとめ

子どもが片付けをしない理由には、子どもの「面倒くさい！」「できない！」が隠れている場合があります。 できるだけ片づけやすい環境を整えたり、片付けの習慣ができるまで長期的なサポートが必要となるでしょう。

しかし、子どもたちの中には片付けが苦手な子も、得意な子もいます。

子どもの個性を認め、片づけようと思える声掛けを試行錯誤してみてください。 少しずつ自分で片づけられる力を育んでいきましょう。

ライター/監修：オオイシ（幼稚園教諭・保育士・ヨガインストラクター）