赤ちゃんにはちみつNG!管理栄養士が教える理由と注意点

赤ちゃんにはちみつNG!管理栄養士が教える理由と注意点
甘くて美味しいはちみつは栄養豊富な食品なので、赤ちゃんに与えたいというパパ・ママも多いのではないでしょうか。しかし、はちみつは赤ちゃんに与えてはいけない食品です。この記事では、なぜはちみつを赤ちゃんに与えてはいけないのか、その理由と注意点について紹介します。
目次

はちみつは健康によいイメージがあるため、砂糖の代わりに使っている家庭も多いでしょう。 しかし、赤ちゃんがいる家庭では注意が必要な食品です。

以下で詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

はちみつを赤ちゃんに与えてはいけない理由

はちみつは乳児ボツリヌス症になる危険性があるため、1歳未満の赤ちゃんに与えてはいけません。

乳児ボツリヌス症になると、便秘・筋力の低下・哺乳力の低下・無表情などの症状が現れ、最悪の場合死に至ることもあります。 ボツリヌス菌は熱に強く、通常の加熱調理で死ぬことはありません。 ボツリヌス菌は120℃4分間以上の加熱をしなければ完全に死滅しないといわれています。 また、ボツリヌス菌の潜伏期間は3、4日から1ヶ月くらいと長いです。

そのため、誤ってはちみつを与えてしまった場合は、1ヶ月は注意深く様子を見てください。 便秘・筋力の低下・哺乳力の低下・無表情などの症状が現れた場合はすぐに病院を受診しましょう。

はちみつのほかに、黒糖やコーンシロップなどもボツリヌス菌が含まれる可能性がある食品として挙げられているため、合わせて注意してください。

はちみつを赤ちゃんに食べさせないための注意点

はちみつを赤ちゃんに食べさせないために注意するべきことを2つ紹介します。

原材料表示を確認する

市販されている食品のなかにもはちみつが含まれている場合があります。 そのため、食品を買うときはしっかりと原材料表示を確認し、はちみつが含まれていないかを確認しましょう。

しかし、手作りのお菓子をいただいたときや、外食で原材料の表記がされていないときなど、はちみつが入っているかどうかの判断ができない場合もあります。 判断が難しい場合は与えないようにしましょう。

家族や周囲の人にも伝える

1歳未満の赤ちゃんにはちみつを与えてはいけないことを、家族や周囲の人が知っているとは限りません。 知らぬ間に赤ちゃんにはちみつを与えてしまったということを起こさないために、家族や周囲の人にもしっかりと伝えておきましょう。

はちみつについて理解し、赤ちゃんの健康を守ろう!

はちみつは栄養豊富で健康的な食品ですが、赤ちゃんにとってはリスクの高い食品です。 誤ってはちみつを与えないように注意点をしっかり理解し、赤ちゃんの健康を守りましょう。

ライター/監修者:haya(管理栄養士)

line
監修者

管理栄養士 haya

hayaさんの記事一覧をみる
執筆者

管理栄養士 haya

hayaさんの記事一覧をみる

おすすめ記事

「食・レシピ」人気ランキング

うちの子の年齢別情報

おやこの毎日に
役立つ情報をお届けします

facebook instagram