ベビーシッター選び、安心のための基準とは？

ベビーシッターサービスの選択肢

ベビーシッターサービスには大きく分けて、「認可」されたものと「認可外」のものがあります。

認可保育施設は国が定める基準に沿って運営され、その基準には施設の広さや職員の人数、給食の有無などが含まれます。

認可外施設やベビーシッターでは、これらの国の定める基準を満たしていないことが多く、サービスの質もさまざまです。

この選択肢の違いを理解することから、安心できるベビーシッターサービス選びが始まります。

近年、幼保無償化の動きと並行して、ベビーシッターを含む保育の質向上が重要視されています。

特にベビーシッターに対しては、これまで資格が特に必要なかったため、サービスの質に関する保証がありませんでした。

この問題に対処するため、厚生労働省はベビーシッターサービスの質向上のための基準を設け、研修の受講などを義務付ける動きを進めています。

具体的に、厚生労働省が定める基準には、ベビーシッターが応じるべき要件が含まれています。

これには、保育士や看護師の資格を持つか、一定の研修を受けた者が対応すること、5年ごとに更新研修を受けることなどがあります。

また、サービス内容やベビーシッターの資格情報を明示し、必要に応じて地方自治体からの監査を受け入れることも義務付けられています。

ベビーシッターを選ぶ際には、これらの基準を満たしているかどうかを確認することが重要です。

そのためには、厚生労働省が運営するガイドライン適合状況調査サイトを活用すると良いでしょう。

このサイトでは、各ベビーシッターマッチングサイトが厚生労働省のガイドラインを満たしているかどうかが確認でき、安心してサービスを選択するための一助となります。

ベビーシッター選びでは、提供されるサービスの質を見極めることが何よりも重要です。

厚生労働省が進める質向上の取り組みや、認可、認可外の違いを理解し、信頼できるベビーシッターサービスを選ぶことで、家族にとって最適なサポートを得ることができるでしょう。

（おやこのへや編集部）