子どものかけっこ速度を上げる練習法とそのコツ

正しい姿勢の大切さ

走るスピードを向上させたいなら、まずは正しいランニング姿勢をマスターすることが重要です。

理想の姿勢とは、足、膝、腰、腕、そして耳が一直線上に並ぶ形です。

この姿勢を身につけるためには、まず静止している状態からの練習がおすすめ。

立ったまま背伸びをして腕を伸ばし、その後、ゆっくりと腕を下ろしながら身体を前へ傾ける練習を行いましょう。

また、走りながら腕を力強く振ることも忘れずに。

ただし、手は生卵を持つように力を抜きましょう。

これにより、身体全体がリラックスし、より速く走ることができます。

スタート姿勢をマスター

かけっこが苦手な子どもの中には、スタートの姿勢が良くないケースが多々あります。

効率的なスタートダッシュを実現するためには、体重を前足に乗せ、後ろ足のかかとを上げ、上体を少し前に傾ける姿勢が理想的です。

さらに、スタート時に利き足を前に出し、逆の手を前に出すことがコツ。

この姿勢からスタートすることで、スムーズな加速が期待できます。

腕の振り方の重要性

速く走るためには、腕の振り方も重要な要素です。

腕は肘を約90度に曲げ、力を入れずに大きく振ります。

重点を置くべきは、腕の振りを前後に大きく、しかしリラックスして行うこと。

これにより、体の前進力がサポートされ、速度が増します。

関連して、「ダッシュドライバーゼクー」のようなトレーニング用具を利用することで、子どもが楽しみながら正しい腕振りを学ぶことができます。

効率的な足の動き

走るスピードを上げるために、地面を強く蹴るのではなく、「足のバネ」を有効活用しましょう。

地面からの跳ね返りを効果的に利用することで、効率的に前進できます。

この感覚をつかむためには、膝を高く上げることを心がけ、足を前に出す際には地面を後ろに蹴るというよりは、前に出す動作に重点を置きます。

縄跳びはこの「足のバネ」を鍛えるのに非常に有効なトレーニング方法の一つです。

おわりに

子どもたちがかけっこで速く走れるようになるには、正しい姿勢、スタートの仕方、腕の振り方、そして効率的な足の動きなどを総合的にトレーニングすることが大切です。

これらのポイントを日々の練習に取り入れながら、楽しくスキルアップしていきましょう。

何より、子どもたちが自信を持って、「走ることが楽しい！」と感じられるようにサポートすることが、親にとってもっとも重要な役割かもしれません。

（おやこのへや編集部）