子どもが「また泣いてる…」と焦る朝の時間に思い出してほしいこと

子どもが「また泣いてる…」と焦る朝の時間に思い出してほしいこと
出かける準備が進まない、着替えを嫌がる、ごはんを食べない…そして最後にはぽろぽろと涙。 そんな朝を迎えると、ママやパパの心にも余裕がなくなってしまいますよね。 でも、そんな「泣いている」子どもの姿の奥には、じつはたくさんの思いが隠れていることがあります。 今日は、慌ただしい朝にこそ思い出したい、子どもの気持ちへの寄り添い方を一緒に見つめてみましょう。
目次

1. 子どもが泣くのは「がんばりたいけどうまくいかない」サイン

朝の準備で泣いてしまうと「なんで今…」「早くしてよ」とつい思ってしまうこともありますよね。 でも、子どもが泣くのは、ただ“わがまま”だからではありません。

・眠さが残っている

・今日は園での活動が不安

・ママやパパと離れたくない気持ち

まだ言葉では説明できない感情が、涙という形になって表れていることが多いのです。 泣けるのは、安心できる相手の前だからこそ。

まずは「泣いてもいいんだよ」と受けとめてあげることから始めてみましょう。

2. 「泣かないで」は、気持ちを押しこめることになるかもしれない

「そんなことで泣かないの」 よかれと思ってかけるこの言葉も、子どもの気持ちには「受け入れてもらえなかった」と残ってしまうことがあります。

まずは「そうか、行きたくない気持ちなんだね」「朝はバタバタして、ちょっとしんどいよね」と、気持ちに寄り添うひと言を届けてみてください。

すべてを解決しようとしなくても、「わかってもらえた」と感じるだけで、子どもは少しずつ気持ちを切り替えていけることがあります。

3. 朝の不安をやわらげる“ちいさな工夫”を味方に

朝の準備がスムーズにいかないとき、ちょっとした工夫が子どもの心の支えになることもあります。

・お気に入りのタオルやぬいぐるみを持たせる

・「帰ったら一緒に〇〇しようね」と楽しみをつくる

・「あと5分だけここにいようね」と“切り替えの予告”をしておく

ほんの少しの工夫が、「今日はだいじょうぶかも」と思えるきっかけになります。 無理に急がせるのではなく、子どものペースにほんの少し寄り添うだけで、朝の空気がやわらかくなることもあるのです。

4. 泣いてしまったあとに「戻れる場所」があると、子どもは安心する

慌てて送り出したあと、「あんな言い方しなければよかった」と後悔することもありますよね。 でも、あとから気持ちを伝えなおすだけでも、子どもの心は十分に癒されていきます。

「朝はバタバタしちゃってごめんね」「泣いてたけど、がんばってたね」

こうした声かけを帰宅後に届けるだけで、「自分は大切にされている」と子どもは感じます。 “泣いたこと”よりも、“そのあとどう関わってくれたか”が、心に残っていくのです。

5. ママやパパが「焦ってもいい」と思えるだけで、空気が変わる

朝の時間はとにかく忙しくて、心に余裕を持つことがむずかしい日もあります。 「また泣かれた…」「うまくできなかった…」と、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。

でも、そんな日は、「今日はそういう日だっただけ」と、ひと息ついてみてください。 ママやパパの焦る気持ちも、子どもにとっては「いつもがんばってくれてるんだ」と伝わっています。

完璧じゃなくても大丈夫。 がんばる気持ちをもち続けることが、何よりの愛情です。

まとめ

朝の涙は、子どもなりの「気持ちの整理」の時間でもあります。 泣いていること自体が悪いわけではなく「いまこの子の心ががんばっているんだ」と思ってそっと寄り添えたら、それだけで子どもの心にやさしい記憶が残ります。

「また泣いてる…」と焦る気持ちの中で、ほんの少しだけ足をとめて「大丈夫だよ」と伝えてみてください。 そのひと言が、今日の朝を少しだけやさしく変えてくれるかもしれません。

ライター / 監修:でん吉(保育士)

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執筆者

保育士 でん吉

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