子どもの「注意力」は遊びで高めよう！ケアレスミスが多い子におすすめの"確認ぐせ"を育むおもちゃ

前回の記事では、子どもの勉強におけるケアレスミスをなくすために知っておきたいテクニカルな方法を紹介しました。

注意力は勉強だけでなく、日常生活をスムーズに送るためにも大切なこと。
日常生活の中でも、子どもの注意不足が気になって、「ほらよく見て！」「最後まで聞いて！」などと声をかけずにはいられない場面もありますよね。

わが子の注意力を高めたいと思っている親におすすめなのが、おやこで楽しく取り組める遊びによるトレーニング。家庭教育アドバイザーのTERUさんにおすすめの方法を教えてもらいました。

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日常生活で「確認する」クセをつけるために

子どもの注意力を育むために日ごろからできることはあるのでしょうか？

編集部

日常生活の中で、意識しておやこで確認する作業を増やしましょう。
たとえば、靴をそろえたら、きちんとそろっていることを確認する。明日の準備をしたら、準備し忘れているものがないか確認する…といった当たり前のことを一緒にやってみてください。

注意力そのものを向上するトレーニングもありますが、注意力のレベルは本人の気質に起因する部分も多いもの。でも、たとえ注意力が乏しくても、日常生活の中であとから確認する・見直す習慣がついていれば、ある程度注意力をカバーすることができます。

子どもが確認行為を自然と身につけるためには、まず親がしている姿を見せることが大切です。子どもはやらされることに対して抵抗を感じますが、親が当たり前にしていることは受け入れやすいものです。

指さし確認も大切

おやこで確認作業をする際のポイントは、指をさしながら確認することです。指さし確認は、声や手、腕の筋肉の運動が刺激となり、脳の認知機能を活性化するといわれています。その結果、脳が情報を的確に処理できるようになるのです。

たとえば遊んだ後のお片付けでは、子どもと一緒に指をさしながら「よし、全部片付けられたね」と声に出して確認し、最後に「完璧だね！OK！」と笑顔で言葉をかけましょう。おやこで確認作業をすることで、子どもが確認するのが楽しい、気持ちいいと思えるようになれば、子どもが自ら確認作業をしてくれるようになりますよ。

遊びを活用した注意力のトレーニングもおすすめです。続いて楽しく遊んでいるうちに自然と注意力が身に付くおすすめの遊びを紹介します。

じっくり違いを探す「間違い探し絵本」

「間違い探し絵本」は、絵をよく観察して間違いを見つけるという注意力を育む王道の遊びです。難易度や絵柄、テーマなどさまざまな絵本教材があるので、子どもが興味を持ちそうなものを探して取り組んでみてください。

▶じっくり集中+ひらめいた！で育脳効果にも期待！幼児向け「間違い探し」【厳選10】

つねに考えながらプレイする「立体四目並べ」

並んだ棒に球を差し、縦・横・斜めに自分の色の球を並べる「立体四目並べ」もおすすめです。立体的な空間を多方面から観察して、相手がリーチになっている箇所はないかなど常に考えながらプレイする必要があるため、遊んでいるうちにどんどん注意力が育まれていきます。

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TERUさん本人が解説！子どもの注意力を底上げする方法

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注意力の向上は勉強はもちろんですが、人とのコミュニケーションを円滑にし、身を守る行動をとることにもつながります。子どもの基礎的な注意力を高めるために、習慣作りや遊びに取り組んでいきましょう。

次の記事では、見直しの習慣化のためにTERUさんがおすすめする「間違い探し遊び」を紹介します。