今年のクリスマスの思い出に、クリスマスのごちそうのうち1品を子どもをいっしょに作ってみませんか?
3歳からお手伝いできて、見た目も華やか、子どもが盛り上がるおすすめのメニューが「クリスマスツリーサラダ」。
つぶす、混ぜる。型抜きする、形を作る、彩りよく盛り付ける、と、知育ポイント、お手伝いポイントも盛りだくさんですよ!
じゃがいも…1個
にんじん…1/2本
ブロッコリー…1/2個
ハム…2枚
スライスチーズ…1枚
コーン…大さじ2
ミニトマト…8個
マヨネーズ、ヨーグルト…各大さじ2
塩、こしょう…各少々
1.じゃがいもはラップで包み、串などで数か所穴をあけて600Wの電子レンジで2分30秒加熱する。上下を返してさらに2分加熱し、柔らかくする。まだ固ければさらに30秒ずつ加熱する。
2.にんじんは幅7㎜の輪切りに、ブロッコリーは小房をさらに半分に切る。塩少々を入れた湯で、にんじんは柔らかくなるまで、ブロッコリーは1~2分ゆでる。にんじんとスライスチーズは、型で抜く。抜いた残りは粗みじんに切る。ハムは1㎝四方に切り、ミニトマトはへたを取る。
3.じゃがいもの皮をむいてボウルに入れ、マッシャーでつぶす。塩、こしょう、マヨネーズ、ヨーグルト、コーン、ハム、にんじんとスライスチーズの刻んだものを加え、全体を混ぜ合わせる。
4.3を皿に盛り、ラップをかけて、円錐状に形を整える。ブロッコリーを突き刺すようにしてサラダに埋め込み、ミニトマト、にんじん、スライスチーズを彩りよくちりばめる。
今回のメニューは手順が少し多いので、途中の待ち時間が長いと、飽きてしまうことも。調味料の計量や野菜の下ゆでは、先にやっておいてから声をかけると、完成まで集中して作れます。
ツリーの中心はポテトサラダで作ります。
じゃがいもをラップで包みましょう。
上手に包めたら、レンジ加熱を待っている間に、にんじんとスライスチーズの型抜きをします。
スライスチーズは、包んであったフィルムの上で抜くと、いろいろなところにくっつかずに上手に抜き取れます。抜いたものは、バットに並べて、最後のトッピングのときに使いやすくしておきましょう。チーズは、もう一度フィルムに乗せてサンドしておくと、乾燥を防げます。
「チーズの端っこから抜こうね」「詰めて抜くとたくさん作れるよ」と、チーズは特に真ん中から豪快に抜きがちなので、ちょっと大人が声をかけてあげてください。
このタイミングで、ミニトマトのへたもとっておきます。実のほうをひねって外すとやりやすいので、おすすめです。
加熱したじゃがいもをむいたら、ボウルに入れてスタート。ボウルの下にぬれぶきんも忘れずに。マッシャーで真上からギュッと押してつぶしていきます。
反対の手は、しっかりボウルをおさえておきましょう。
つぶれたら、調味料、具材をどんどん入れていきます。
スプーンでよく混ぜて、混ざったら、盛り付け用のお皿に乗せていきます。
「全部混ざったかな?」「いろんな色が入ってカラフルだね!」
抜いた後の野菜やチーズも入るので、ポテトサラダだけでも豪華になります。
お皿に乗せたポテトサラダは、円錐状に形を作ります。
ラップをかぶせた上から手で形作れば、衛生的で手もべたべたにならないので安心です。
お砂場遊びの感覚で、「背高のっぽのお山を作ろう!」と盛り上がるはず。
あとで野菜を刺していくので、くずれないようにキュッキュッと固めておいてください。
土台ができたらいよいよ飾り付けです。
まずはブロッコリー。一番下に一周差し込み、上は少しずつ隙間を開けながらだんだんてっぺんまでつけていきます。
すき間がないと、あとでミニトマトを飾る場所がなくなるので、ちょっと間があいているくらいがちょうどいい付け具合です。
ブロッコリーを全部付けられたら、すき間にミニトマトを入れていきましょう。
最後はにんじんとチーズ。平たいので、少し斜めに差し込むようにすると、落ちずに上手に飾れます。
「飾りが偏らないように周りにつけようね」「お星さまは斜めに差し込むよ」と声をかけてあげてください。
クリスマスツリーサラダの完成です!
自分で作ったツリーは、世界で一つだけ。これだけで、パーティが盛り上がること間違いなしです。パーティメニューはお肉など、子どもたちの好きなものばかりになりがちですが、これなら野菜も楽しく食べてくれるはず。
皆さん、素敵なクリスマスを!
料理研究家 関岡 弘美
食育雑誌の編集に携わった後、渡仏。フランス料理、菓子、ワインを学ぶ。現在は、雑誌、テレビ、広告などを中心にレシピを提案。都内でおもてなし料理の教室を主宰。4歳の息子の子育てに奮闘中。
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