柔道教室は子どもの習い事に最適？メリット・デメリットから選び方

柔道が育む！子どものための特別な学びとは

家庭内で教えようとしても難しいとされる礼儀作法も、柔道の稽古を通して自然と身につくことが期待できます。

「礼に始まり礼に終わる」といわれる柔道には、細かく定められた作法があり、稽古の中で繰り返し指導されることで正しい礼儀作法が染みついていくでしょう。

さらに、単なる形だけでなく、勝敗に関わらず相手を尊重し、思いやる心も育まれます。

また、柔道教室で最初に教わるのは「受け身」です。受け身とは、投げられた際に怪我をしないように自分の体を守るための基本姿勢のことです。

この受け身の動作を習得することで、万が一高い場所から落ちるなどの不測の事態でも、とっさに体が反応して怪我を未然に防げる可能性があります。

稽古の開始時と終了時には必ず礼を行い、準備運動の後に基本の技の練習をするのが一般的な流れです。

稽古後には、道場を清掃することも多いと聞きます。例えば、ある幼児柔道教室では、1時間の稽古時間の中で、準備運動、補助運動、受け身の練習を行った後、技の指導や乱取り（自由な組手）が行われているようです。

まず大切になるのは、指導する先生と子どもの相性です。

厳しい先生もいれば、褒めて伸ばすことを信条とする先生もいるなど、指導方法は先生によって異なります。子どもの性格に合わせて、モチベーションを高めてくれるような指導者を見つけることが重要です。

ほとんどの柔道教室で見学や体験の受け入れを行っています。実際に稽古の様子を見なければ分からない、先生との相性や生徒のレベルなども分かるかもしれません。

また、体験することで、子どもの予想外の反応が見られることもあります。もし見学や体験だけでは判断がつかない場合は、その教室に通わせている他の保護者から話を聞いてみるのも有効な手段です。

柔道の稽古は常に楽しいことばかりではありませんが、継続することで礼儀作法や精神力など多くのものを得られるでしょう。

メリットとデメリットを理解し、お子さまにとって最適な始めるタイミングを見極めることが大切です。

（おやこのへや編集部）