「朝元気→夕方ぐったり」の謎。幼稚園教諭監修、秋の寒暖差疲れに試したい対策

「朝元気→夕方ぐったり」の謎。幼稚園教諭監修、秋の寒暖差疲れに試したい対策
朝晩は冷え込み、日中はぽかぽかと暖かい——そんな寒暖差の大きい秋は、大人も子どもも体調を崩しやすい季節です。特に子育て中の家庭では、子どもの鼻水や咳、だるさ、食欲不振など“小さな不調”が増えがち。忙しい毎日でも取り入れやすい体調管理の工夫を知っておくことで、秋をより元気に過ごしやすくなります。 本記事では、秋の寒暖差が体に与える影響と、家庭で実践できる対策を紹介します。
目次

秋の寒暖差はこわい?

寒暖差が激しいと、自律神経が休む間もなく体温調整を行うため負担がかかります。 すると、だるさ、頭痛、食欲低下、免疫力の低下などが起こりやすくなります。 特に子どもは大人より体温調整が未発達なため、気温差に敏感です。

また、空気の乾燥が始まる時期でもあり、喉や鼻の粘膜が乾きやすく、風邪やウイルスが体内に入りやすくなります。 「朝は元気だったのに夕方ぐったり」というのも、寒暖差疲れのサインかもしれません。

体を冷やさないようにするコツ

まずは「首・手首・足首」を冷やさないことが大切です。

薄手のストールやレッグウォーマーなど、着脱しやすい防寒アイテムを活用しましょう。 子どもには重ね着がおすすめ。 肌着+長袖+薄手のアウターなど、状況に応じて調整できる服装が理想です。

また、温かい飲み物をこまめに取ることも効果的。 白湯や温かいスープなら子どもも飲みやすく、体の内側から温めてくれます。

湯船に浸かる習慣も大切で、シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで血流が良くなり、リラックス効果も得られます。

生活の中で気を付けるポイント

体調を整えるためには「睡眠・食事・生活リズム」の見直しも欠かせません。

まず睡眠は、早寝早起きを意識し、夜更かしを避けることで自律神経のバランスが整います。 寝室は暖かすぎず、薄手の布団を重ねて調節できるようにしておくと安心です。

食事では、体を温める食材(生姜・にんじん・ねぎ・きのこ類など)や、旬の食材を使ったスープや煮込み料理がおすすめです。

また、朝は窓を開けて空気を入れ替える、日中は外で日光を浴びて体内時計を整える、といった小さな習慣も効果があります。 子どもの様子がいつもと違うと感じたら、早めに休ませ、無理をさせないことも大切です。

最後に

秋は行事も多く楽しい季節ですが、体調を崩しやすい時期でもあります。 寒暖差は見えない疲れを溜めるため、日々のちょっとした対策が家族の健康を守ります。 完璧を目指す必要はありません。

重ね着を意識する、温かい飲み物を用意する、早く寝る——そんな小さな工夫の積み重ねが、元気に秋を過ごす近道です。 家族みんなが笑顔で秋を楽しめますように。

監修/ライター:オオイシ(幼稚園教諭二種・ヨガインストラクター)

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執筆者

幼稚園教諭二種・保育士・ベビーマッサージインストラクター・チャイルドカウンセラー・家族療法カウンセラー オオイシ

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