朝ごはんを食べることは、子どもの身体に様々な良い影響を与えます。
最も重要なのは、午前中からしっかり活動するための栄養を補給できる点でしょう。 脳の唯一の栄養源であるブドウ糖を含む炭水化物を朝に摂ることで、脳を覚醒させ、集中力を高めることに繋がります。
また、朝食は脳や消化器官を目覚めさせる役割も担っていると言われています。 食事をすることで体温が上昇し、身体が1日の活動に向けた準備を整えることができるでしょう。 さらに、消化器官を動かすことは便秘の予防にも繋がるというメリットもあります。
幼児の子どもが朝ごはんを決まった時間に摂るためには、まず「決まった時間に寝る」ことが非常に重要です。 小中学生を対象とした調査でも、就寝時間が遅い子どもほど朝食を欠食する割合が高いというデータがあるため、幼児期から早寝の習慣をつけることが大切です。
また、外出する直前に慌ただしく朝ごはんを済ませるのでは、子どもが落ち着いて食べられず、朝食の効果を最大限に引き出すのは難しいでしょう。
そのため、休日などに子どもがご機嫌で朝ごはんを食べてくれたときの「起床から食べるまでの時間」を確認しましょう。 この時間を目安に、余裕をもって食事に意識が向くような時間の使い方を見つけることをおすすめします。
離乳食を完了した幼児食とはいえ、大人の食事とは内容に配慮が必要です。 味付けは薄めにし、調味途中で子ども用を取り分けるなどの工夫をしましょう。 成長期である幼児期に意識的に摂りたい栄養素は、炭水化物、タンパク質、ビタミン・ミネラルです。
寝起きの状態は水分が不足していることが多いため、まずお茶などで水分を摂らせることから始めてみましょう。また、食事も水分の多いものから与えたり勧めたりすることで、消化器官が動き出し、食欲が出てくることがあります。
朝ごはんは少量でも食べることで、身体が1日の活動に向けて働きだすという効果を覚えておきましょう。」幼児期はまだ生活リズムを調整中の時期です。
朝ごはんで身体のスイッチを入れることを意識し、トータルの食事量は1日全体でバランスを考えるという視点を持つことが大切です。
幼児食の朝ごはんは、1日を元気に活動するためのスイッチを入れ、成長に必要な栄養を摂る重要な役割があります。
生活リズムを整えながら、1日全体でバランスの良い食事を心がけ、ご家庭と子どもに合った方法で朝食習慣を作っていく参考にしてください。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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