生クリームはケーキだけではなく、シチューやポタージュなどの料理にも使われます。 子どもが生クリームを食べられるようになったら、外食やお祝いごともさらに楽しめるでしょう。
生クリームについて以下で詳しく解説するので、何歳から与えるべきか迷ったときはぜひ参考にしてくださいね。
生クリームは、風味づけ程度であれば離乳食後期(生後9~11ヶ月ごろ)から使うことは可能です。
ただし、離乳食の段階で積極的に与える必要はありません。 これは、生クリームが脂質の多い食品であり、未発達な赤ちゃんの消化器官に負担をかけてしまうためです。
さらに、ショートケーキなどに使われる生クリームは脂質だけではなく砂糖も多く含まれているため、離乳食期の赤ちゃんには不向きです。 ショートケーキなど砂糖の入った生クリームを与える場合は、2歳以降を目安にすると安心です。

生クリームは誕生日やクリスマスなどのイベントでよく使われる食品ですが、子どもに与えるときには注意点もあります。
ここでは、ふたつ紹介します。
動物性の生クリームは牛乳から作られています。 牛乳は、乳児期には鶏卵に次いで食物アレルギーの原因となることが多い食品です。 粉ミルクやヨーグルトなどの乳製品で問題がなければ、生クリームも安心して取り入れられるため、まずはそれらから試してみましょう。
また、初めて与える際は少量から始めてください。 万が一アレルギーを発症した場合でもすぐに病院に行けるように、かかりつけの病院が開いている平日の午前中などに与えましょう。
生クリームは脂質や砂糖が多いため、子どもに与えるのは誕生日やクリスマスなど特別な行事に限り、日常的には控えるようにしましょう。
誕生日やクリスマスなどでケーキを作る際には、生クリームの代わりに水切りヨーグルトを使うのがおすすめです。

生クリームは注意点を守り、2歳以降を目安にすると安心して与えられます。あくまでも嗜好品として、子どもの誕生日やクリスマスにおやこで楽しむために取り入れるとよいでしょう。
ライター/監修者:haya(管理栄養士)
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