保育園のお迎え時間は何時まで?間に合わないときの対処法を保育士が解説!

保育園のお迎え時間は何時まで?間に合わないときの対処法を保育士が解説!
保育園には、何時までにお迎えに行けばいいのでしょうか。各家庭ごとに決まっているお迎え時間の決め方、お迎え時間がバラバラになってしまうときや間に合わないときの対処法、注意点などを解説。実際に働くママ・パパからよく聞かれる質問に、保育士経験があるライターが答えます!
目次

保育園にわが子を預けて働きたいママ・パパにとって、園に預けられる時間は気になるところ。特にお迎え時間については、どのように決まるのか、遅れた場合どうなるのか、意外と分からないものですよね。

お迎え時間について、決め方から遅れた場合の対処法にいたるまで、保育士経験を持つライターが解説します!

保育園のお迎え時間は何時まで?

子どもを園に預けられる時間は、保育園自体の開園時間、ママ・パパが保育標準時間・保育短時間のどちらに該当するかによっても異なりますが、基本的に16時~18時頃まで預けられることがほとんど。
一般的な開園時間は19時頃までですが、21時~22時頃まで預けられる認可外保育園もあります。都心では、認可保育園でも22時頃まで開園していることも。

保育園のお迎え時間の決め方


保育園に預けられる時間は、ママ・パパの働き方によって決まることがほとんど。出勤時間と退勤時間に加え、通勤時間まで考慮して計算されます。働き方別に、一般的なお迎え時間を紹介します。

パートタイムの場合

パートタイムで働く場合、基本的に16時~17時頃のお迎えになります。また、フルタイムであっても仕事が休みの日や、妹や弟の産休・育休中である場合も、16時~17時のお迎えに協力するよう保育園から言われることも。

フルタイム勤務の場合

フルタイムで働く場合、17時~18時頃のお迎えになります。ただし、フルタイムであれば残業になることもありますよね。仕事の状況や、職場からの距離によっては18時~19時ころになるケースもあります。

保育園のお迎え時間がバラバラになるのは大丈夫?


仕事をしていれば、毎日きっかり同じ時間に帰ってこれるとも限りません。お迎え時間がバラバラになることは、保育園側もある程度は認識しています。

早まる場合は問題ないことがほとんどですが、事前に連絡することが大切。また、保育園は個々の子どもの滞在時間に合わせて、配置基準を満たす保育士を配置できるよう勤務時間を設定しています。

わが子を含めた園児たちの安全を守るため、遅くなる場合には決まった時点で必ず保育園に連絡しましょう。仕事柄、お迎え時間が前後することがあらかじめ分かっている場合には、最初に保育園に伝えておくことも信頼関係を築くうえで大切です。

保育園のお迎え時間に間に合わないとどうなる?

お迎え時間に間に合わない場合、保育園ではさまざまな対応が行われます。時間によっては、延長保育の時間帯に差し掛かることも。通常の時間を過ぎたあとのお迎えを待つ保育園・子どもの動きについて解説します。

保育園と保護者でおこなわれるやりとり


お迎えが遅れることが分かった時点で、ママやパパから保育園に連絡を入れる必要があります。急な連絡になる場合は電話が良いのか、連絡帳アプリなどで知らせるのが良いのか、事前に確認しておくと確実です。

連絡なしで遅れている場合は、事故などの可能性も考えられるので保育園からママ・パパへ連絡を入れることになっています。いずれにせよ、遅れる場合はその後の時間の子どもの過ごし方にも関わるもの。無断で遅れると安全に子どもを保育することが困難になるため、まれに保育園から厳重注意されることもあります。

子どもの過ごし方

たとえ時計が読めない子どもであっても、「きっとそろそろお迎えの時間」という感覚ははっきりと持っています。次々と帰っていく友だちを横目に、寂しさがぐっとこみあげて不安定な気持ちになる姿も少なくありません。

保育士は、「もうすぐお仕事終わって来てくれるみたい」「ちょうど今、自転車で一生懸命来てくれているよ」などと、安心できる声掛けをしています。延長保育の時間帯に差し掛かった場合には、延長保育を登録しているほかの子どもたちといっしょに補食や夕食を食べることも。時間や食事の有無によっては、スポット的に料金が発生することがあります。

保育園のお迎え時間に間に合わないときの対処法

ママ・パパだって遅れなくて済むのなら、遅れずにお迎えに行きたいもの。そうはいってもなかなか難しい状況もあるでしょう。急に遅れることになった際に慌てずに済むよう、対処法を事前に考え、協力が得られる相手を見つけておくことが大切です。

祖父母や親族に迎えに行ってもらう

ママもパパもお迎えが難しい場合、祖父母やおじ・おばなどの親族に協力してもらうケースがよくあります。子どもにとっても、よく知っている人にお迎えに来てもらえると安心。

防犯上の観点から、親族に限らずお迎えに来る可能性のある人について、事前に保育園に伝えておきましょう。

ママ友にお願いする


お迎えの手順もよく知っているママ友であれば、お願いもしやすいでしょう。いっしょに連れて帰った後は、そのまま少しの間預かってもらえるかどうかも確認しておきたいところ。

一方的に頼んでばかりでは、せっかくの関係も悪くなります。相手の子どもを預かる機会も作ったり、お互いに助け合える関係を築けると理想的。

ベビーシッターやファミリーサポートを利用する

あえて有料のサービスを利用することで、面倒事もなくお迎え問題を解決できるかもしれません。ベビーシッターやファミリーサポートを利用すれば、降園後も資格を持った方が子どもを見てくれるので安心。

子どもとの相性が悪くなければ、信頼してお願いすることができるでしょう。事前登録が必要な場合が多いので、チェックしておきましょう。

送迎タクシーサービスを利用する

お迎えに行ける人はいないけれど家で子どもを見れる祖父母ならいる、という場合に視野に入れたいのは送迎タクシーサービス。

事前にタクシー会社で登録をしておけば、子どもだけでタクシーに乗ることができます。タクシーにさえ乗ってしまえば安全に家まで送ってもらえるので便利。

***

日々時間に追われがちな働くママ・パパ。どうしてもお迎えに遅れてしまうこともあるでしょう。保育園には、安全に子どもたちを預かるための保育士の配置基準があります。園への連絡や相談を怠らないことは、子どもの安全にとっても大切です。困ったときには、園に相談してみましょう。

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執筆者

ライター・保育士 Akari

0・1歳の子どもたちと笑い合い、3・4・5歳の子どもたちと語り合ってきた保育士経験を持つWebライター。おやこ生活に役立つ記事を発信していきたいと思います。コスメライターの資格取得を機に執筆を始めたので、美容Webサイトを中心に執筆中。

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