小学校生活が終わると、ランドセルの出番も終わり。6年間の思い出がいっぱい詰まっているものを、使い終わったからとそのまま処分してしまうのは、何だかさみしいですよね。かといって保管場所にも困る…。そう悩むママ・パパも多いでしょう。
そんな需要を受け、最近はランドセルをリメイクするサービスが人気です。
実用品からインテリア小物まで、さまざまなアイテムに作り変えてくれます。お得なセット商品やちょっとした小物など、安い予算に対応してくれる場合もありますよ。子ども自身が引き続き使うほか、ママパパやおじいちゃん・おばあちゃんへプレゼントしてもいいですね。
そこで現役小学生ママでもある筆者が、ランドセルリメイクについて解説します!6年生のママパパはもちろん、そのほかの人も、ランドセルリメイクに興味があるならぜひ参考にしてみてください。
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ランドセルは財布やパスケース、ペンケースなどの革製品にリメイクできます。メーカーや工房により、扱うアイテムや値段、アイテムごとの相場は異なります。
「中学生・高校生になっても使いたい」「家に飾りたい」「たくさん作って家族や友だちにプレゼントしたい」など、ランドセルリメイクの目的はさまざま。まずはどんなアイテムを希望するか、おやこで考えてみましょう!
ランドセルリメイクでは、メーカーや工房により下記のアイテムを作れます。バリエーションの多さに、思わず目移りしてしまいそう♪
同じアイテムでも、メーカーや工房によりデザインや仕上がりが異なります。希望のアイテムが決まったら、ホームページで制作例を確認してみましょう。
ランドセルのリメイクは、アイテムにより料金が大きく変わります。
あくまで大まかな目安ですが、おおよその相場は以下の通りです。
なかには◯点セットなど、メインのアイテムと小物を組み合わせた商品もあります。点数にもよりますが、約2~3万円ほどで加工してくれる店が多いようです。
ランドセルのリメイクは、一部のランドセルメーカーや工房で受け付けています。それぞれリメイクできるアイテムや価格、制作期間などを調査しました。
制作期間は時期によっても大きく変動します。完成までに1年以上かかることもあるため、制作期間に注意しましょう。
また、メーカーや工房により「そのメーカーのランドセルのみ受付」「本革製のみリメイク可能」など制限を設けていることもあります。ランドセルのリメイクを希望するなら、早めのリサーチがおすすめです。
土屋鞄は工房系のランドセルメーカーとして人気です。ランドセルのリメイクは毎年期間が限られているため、次の受注期間をよく確認しましょう。
ランドセルのリメイクは、熟練の職人が1つ1つ手作業で行います。2023年度はオプションで各アイテムに卓上カレンダーをつけられるため、要チェック!
※リメイクの受付は土屋鞄のランドセルのみ
工房系ランドセルメーカーの池田屋では、2022年にランドセルからスツールにリメイクするサービスを開始しました。被せの部分をそのまま座面にするため、ランドセルのイメージをそのまま残せると人気です。
スツールの脚は、素材となる樹木の違いにより3種類、大小2サイズから選択可能。脚の樹種により雰囲気が変わるため、ランドセルとの組み合わせを考えるのも楽しそうです♪
「天使のはね」でおなじみ、ランドセルメーカーのセイバンもリメイクを受け付けています。2種類の財布と選べるキーホルダーの3点セットは、とても実用的!
財布は内装にヌメ革を使うため、年月を経るごとに変わる風合いも楽しめます。財布の内側に名前を刻印してくれるのも、うれしいポイントです。
※ランドセルの状態によりミニミニランドセルキーホルダーへリメイクできないときは、ベルトキーホルダーに変更することがあります。
大手ランドセルメーカーのフィットちゃんでは、ミニランドセルへのリメイクを受けています。元のランドセルの約4分の1サイズで、ランドセルをそのまま小さくしたよう!前段のポケットや名前カード入れには、写真などを入れられます。
最近は内側のデザインを重視する子も多いですよね。セイバンではランドセルの内貼りも使って加工します。こだわりの内装や細かな傷、鉛筆の跡など、中を開けたときの雰囲気も残せますよ。
鞄工房山本で受け付けているリメイクアイテムは全6種類。円型の置き時計やタブレットケースなどに加工してもらえます。タブレットケースはランドセルの被せ部分そのままのデザインがすてき。いくつか組み合わせても注文できます。
鞄工房山本のホームページでは、ランドセルのリメイク風景をSNSの動画で観られます。パーツを切り取ったり、ミニチュアランドセルにステッチを施したりと、ランドセルが生まれ変わる工程は興味深いですよ。
※リメイクの受付は、鞄工房山本で製造した牛革とコードバン(馬革)のランドセルのみ。
黒川鞄工房は創業から120年以上もの歴史を持つ老舗の工房です。長年受け継がれてきた伝統の製法により、熟練の職人が1つずつ丹精込めて制作します。
黒川鞄工房ではランドセルを3種類にリメイク可能。ミニランドセルは金具などのパーツや味わい深い傷など、そのランドセルならではの特徴を生かして仕立ててくれます。人気の財布はスリムなL字型。ペンケースは内装に豚革を使った本格派で、馬の携帯ストラップとボールペン2本をセットでつけてくれます。
リメイクはランドセルの制作・販売のピーク時期を避けて受け付けています。2023年度の受付期間は約3週間と短いため、早めの注文が安心です。
※リメイクの受付は黒川鞄工房のランドセルのみ
ランドセル工房のモギカバンで扱っているのは、壁掛け式の「ランドセル時計」です。ランドセルの被せの部分をそのまま使うアイデアは、おしゃれで新鮮!表面の傷やシワなどを生かし、ランドセルが世界にたった1つの時計に生まれ変わります。
文字盤の下にはサービスで名前や日付などを入れてくれます。ゴールドの筆記体が高級感抜群。時計の針のみ1年間の保証付きです。牛革だけでなく、クラリーノなど人工皮革のランドセルもリメイク可能です。
Canar’s Japanはランドセルのリメイクのほか、さまざまな革製品を扱うショップです。ランドセルをメモリアルランドセルの「メモラン」として、さまざまなアイテムへリメイクします。
アルバムになるミニランドセルの「そのまんまランドセル・アルバム」をはじめ、バッグ類や財布類、ポーチ、小銭入れなど、リメイク可能なアイテムは種類が豊富。予算に合わせて選べるのがうれしいですね。
メモランの特徴は、アイテムにより装飾も入れてデザイン性を持たせること。そのランドセルならではの風合いや傷などを生かしつつ、気分も上がるおしゃれなアイテムにリメイクしてくれます。
「ミニランドセル工房赤とんぼ」は、兵庫県にある工房です。ミニランドセルへのリメイクを手がけており、数々のメディアにも取り上げられました。ランドセルだけでなく幼稚園バッグのリメイクも可能で、いずれも人気。
ホームページではミニランドセルの加工工程が見られます。ステッチや装飾など、細かい部分まで精巧に再現されている様子がわかりますよ。
ミニランドセル工房赤とんぼでリメイクを依頼すると、飾りケースとストラップをプレゼントしてくれます。ストラップは1本700円で追加注文可能なため、おじいちゃん・おばあちゃんへのプレゼントとして好評です。
Leather Studio Thirdは広島県福山市で生まれた「福山レザー」を手がける工房です。ランドセルのリメイクでは、元の生地に本革を組み合わせて制作します。合わせる革や縫い糸など好きなものを選び、フルオーダーで加工してくれます。
Leather Studio Thirdのランドセルリメイクは、価格設定がほかより高めです。けれども事前に無料で見積もりしてくれるため、安心して注文できます。
また通常では断られがちな、ひび割れ・傷みがあるランドセルも、Leather Studio Thirdならリメイクしてくれます(※)。リメイクをお願いすると、制作後にランドセルを供養してくれるサービスもあります。
※ランドセルの状態により要相談
Leather Studio Thirdのランドセルリメイクはこちら
SNAKERのランドセルリメイクは、トートバッグやサコッシュなどバッグの種類が充実。ランドセルの雰囲気を残しつつ、シンプルで実用性の高いバッグに仕立ててくれます。ほかの小物とのセット商品もあるため、自分に合ったアイテムを注文できます。
またSNAKERの特徴は、リメイクしたアイテムをさらに別の小物に再加工してくれること。「最初にリメイクしたものが傷んできたから、別の小さなアイテムに作り替えたい」など、再度のリメイクも受け付けているんです。リメイクアイテムをさらに長く使えるのは、うれしいですね。
革人は沖縄にある革ぞうり専門の工房です。沖縄らしく、なんとぞうりをモチーフにしたリメイクアイテムがあるんです!実際に履くぞうりから、ぞうり型のストラップやキーホルダー、ミニ時計など、革人ならではのアイテムがそろいます。
ホームページの画像を見てみると、パスケースの穴がぞうりの形だったり、キーケースにさりげなくぞうりモチーフを施していたり。かわいらしくユニークなアイテムは、どれも魅力的♪
革人ではホームページ記載の製品以外に、オーダーでほかのアイテムの作成も受け付けています。本革製だけでなく人工皮革のランドセルもリメイクできますよ。
ruralはランドセルリメイク業界唯一の専門店です。ランドセルのリメイクのみを扱うため、深い知識と確かな技術で、思い出のランドセルを再加工します。
ruralにはほかで見かけないアイテムも多く、人気のiPhoneケースは最新モデルに対応しています。四角コインケースやバッグハンガーなどの小物も充実。かわいらしい肉球グッズはペット好きにはたまりませんね♪
ruralのホームページに登場するのは、メディアで活躍する人気のキッズモデルたち。実際にモデルさんたちが使っていたランドセルのリメイクアイテムを見せてくれます。
ランドセルのリメイクはメーカーや工房のほか、ネット通販でも注文できます。二つ折り財布やバッグなど、今どきの子に人気のリメイクアイテムを紹介します!
メーカーや工房と同様に、ネット通販でも扱うアイテムや加工の可・不可など店により異なります。制作期間や価格も併せて確認してみてください。
人気の財布2種類とリール付きミニランドセルのセットです。ランドセルの素材や色、デザインなどを最大限に生かして加工してくれます。
財布は内側にヌメ革を使用し、本格的な仕上がりに。レーザーで名前も刻印してくれるため、思い出になりますよ。
こちらは通帳ケースと印鑑ケースに仕立ててくれるセットです。内側にもランドセルの裏地を使うため、元のデザインそのままに生まれ変わります。
通帳ケースにはローマ字で名前を入れてくれるため、自分だけの特別感がアップ!印鑑ケースはおしゃれな封筒型に。今なら押し心地抜群の印鑑パッド付きです。
パスケースやコインケースなど実用的なアイテム6点にリメイクします。パスケースはDカン付きで、ストラップなどを付けられます。電車やバスでの通学に重宝しますよ。
コインケースはファスナー式でとてもスリム。ほかにキーホルダーやバッグループなどの小物も選べます。
ベルト付きの二つ折り財布や名刺入れなどが選べるセットです。生地の余った部分でキーホルダーも作ってくれます。
ランドセルの裁断前に加工内容を確認できるため、より納得のいく仕上がりにできますよ。二つ折り財布は内装に牛革を使用した本格派です。
かっこいい飾りボタンを付けたセットならこちら。コインケースやキーケース、イニシャルキーホルダーなど、中学や高校に入っても使えるアイテム5点にリメイクしてくれます。
ミニランドセルはオルゴール内蔵で、卒業式でも歌われる5曲から選べます。「メンズ」とありますが、もちろん女の子もOK。飾りボタンではなくシンプルなボタンも選択可能です。
写真立てを希望する人におすすめのセットです。写真立ては表にランドセルの被せ部分の飾り金具を使うため、より思い出深い仕上がりに。中のリフィルは12枚あるため、好きな写真をたくさん入れられます。
ほかにキーケースや選べるサブアイテムの計6点入り。
こちらは長財布かミニ財布を選べる5点セットです。人気の財布はチャームにランドセルのパーツをそのまま使うため、思い出深いと喜ぶ声が続出。
パスケースや印鑑ケースも、ししゅうやステッチなどを生かした加工で人気です。
6穴タイプのシステム手帳用ケースも、ランドセルのリメイクとして最近の子に人気。中のリフィルを入れ替えれば長く使えます。内側にポケットやカードホルダーもあるため使いやすくおすすめです。
ペンケースはスリムなデザインで、バッグに入れてもかさ張りにくくすっきり。
ランドセルの雰囲気をそのままに、思い切ってバッグにリメイクするのもおしゃれ!
こちらはリメイク後も長く使えるよう、耐久性を考慮したシンプルなデザインです。肩ひもなどの追加パーツは、3色から選択可能。残してもらいたいパーツなどの希望も伝えられるため、より満足のいく仕上がりにできます。
ランドセルの被せ部分をそのまま掛け時計にリメイク!気に入っていたししゅうや6年間の傷など、そのまま残して加工してくれます。
時計の針や文字のタイプ&カラーなど、いくつか種類があるためランドセルの雰囲気に合わせて選べますよ。下にはどんな写真を入れようかな♪
ランドセルリメイクでは、素材により加工できるアイテムの種類は異なります。またランドセルの状態や希望するアイテム、依頼する店により、加工できる点数もさまざまです。ランドセルをリメイクする前に、確認すべきポイントをまとめました。
ランドセルに使われる素材は、本革(牛革・コードバン)と人工皮革(クラリーノ)に大きく分かれます。ランドセルを含む革製品は素材により強度や耐久性が変わることから、リメイクに適するアイテムも異なります。素材に見合ったアイテムでないと、せっかくリメイクしても長持ちしないおそれも…。
手持ちのランドセルからどんなアイテムにリメイクできるか、メーカーや工房により受付可能な素材についてホームページに記載しています。またランドセルの傷み具合により希望のアイテムにリメイクできないこともあります。まずはランドセルの素材や状態を確認し、より長く使えるアイテムを選びましょう。
牛革やコードバン(馬革)などの本革は、耐久性に優れているのが特徴です。本革製のランドセルも引き続き長く使えることから、基本的にどんなアイテムにもリメイクできます。
本革ランドセルのリメイクで特におすすめなのが、財布やパスケース、ペンケースなど日常使いするアイテム。本革は天然素材のため、毎日使い続けるごとに味わいが変化する様子も楽しめます。
ただし本革の場合、特に牛革は雑に扱うとすぐに素材が傷んでしまいます。また卒業後にしばらく放置してしまうのも、革が劣化する原因に。牛革ランドセルをリメイクしたいなら、できるだけ6年間大切に使いましょう。そして卒業後はランドセルをしまい込まずにすぐにリメイクしてもらうのがおすすめです。
クラリーノなどの人工皮革は、本革に比べて傷に強くお手入れしやすいのが特徴です。「6年間きれいに使えるように」と人工皮革のランドセルを選んだママパパもいるでしょう。
人工皮革は傷に強いものの、本革より寿命が短く、使ううちに生地が傷んできます。そのため財布やバッグなど頻繁に使うものにリメイクすると、少しずつ表面がひび割れてくるおそれがあります。
人工皮革のランドセルをリメイクするなら、インテリア小物がおすすめ。ミニランドセルや時計、写真立てなど、お部屋に飾ればきれいな状態をキープできて長く楽しめます。
ランドセルリメイクでは、メーカーやアイテムにより作れる点数が異なります。手がける店にもよりますが、多くて6~7点にリメイクしてくれます。セット商品なら財布や通帳ケースなどメインのアイテムに、ストラップやキーホルダーなどの小物を加えたものが主流です。
なかには長財布と二つ折り財布が両方つく、キーホルダーが数種類入るセットもあります。多くのアイテムにリメイクし、家族や友だちにプレゼントするのもすてきですね。
メーカーや工房により、「1つのランドセルにつき加工できるのは1点のみ」と定めている店もあります。またランドセルの状態も作れる点数に関わります。希望するアイテムや店が決まったら、リメイクできる点数も併せて確認しましょう。
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6年間毎日いっしょだったランドセル。小学校を卒業しても、リメイクすれば思い出をそのままにさらに長く使えます。実用品に作り変えてふだん使いにしたり、インテリアとして毎日目にする場所に飾ったり。
ランドセルリメイクはメーカーや工房により、扱うアイテムや価格帯はさまざまです。実際に注文できるのは卒業後であることが多いですが、リメイクに関するリサーチなら在学中でも可能です。希望のアイテムやランドセルの状態などしっかりチェックし、6年間の思い出を上手に残してくださいね。
※紹介している商品は、おやこのくふうで販売しているのではなく、各サイトでの販売になります。各サイトで在庫状況などをご確認ください。
※記載の情報や価格については執筆当時のものです。価格の変更の可能性、また、送料やキャンペーン、割引、クーポン等は考慮しておりませんので、ご了承ください。
ライター Ayako.O
学校ではしっかり者、家では甘えんぼな姉と、最近料理に目覚めつつある弟、2人の小学生を持つママです。子どもたちの成長はうれしい反面、小学生ならではの悩みも新たに生まれて、まだまだ子育てに模索する毎日です。
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