小学校入学を前にして悩ましい子どもの学習スペース。 やっぱりリビング学習?でも家族が過ごすリビングで集中できる?ダイニングテーブルでOK?小学生になって増える学用品はどうやって収納したらいいの?…そんな悩みを持つママやパパも多いですよね。
今回お邪魔したのは、小学校1年生のたくのすけくん(7歳)のスタディスペース。小学生になって家庭学習をどのような環境で行っているのか、ママにお話を聞きました。
たくのすけくんの場合
●年齢:現在7歳(小学1年生)
●お住まい:東京都
●住居形態:マンション
●同居の家族:パパ・ママ
3歳のときです。工作をしたり、字を書いたりするようになり、本人の作業スペースを作りたいと思ったのがきっかけです。
子どもが机で何かする時間が増えてきて、ダイニングテーブルでやっていると、私が食事の準備をしたいのにできない…ということがたびたびあって…。
また、工作や字を書くときに細かいゴミがたくさん出たり、机に絵の具やクレヨンがついたりすることも、食事のスペースと分けたいなと思うようになった理由です。
そこで、リビングダイニングにたくのすけ専用の机と椅子を置くことにしたんです。
3歳ごろのときは、何をしているのかがよく見えるように、机をダイニングテーブルの近くに置いていました。テレビが気にならないよう、背を向けて座る位置にして、テレビが視界に入らないようにしていました。
小学生になった今は、さらに集中できる場所にと移動。テレビに加え、大人の姿も視界に入らないよう、窓に向けて机を置いています。
場所は家族の本棚の横ですが、気が散ってしまうので、本人の好きな絵本や図鑑はあえてそばに置かないようにしています。
最近は、たとえテレビが付いていても気にせず、黙々と作業していることが増えました。大好きなスポーツニュースがやっているときだけは、気になってしまうようですが(笑)。
ここに勉強スペースを作ることで、大人は子どもがやっていることが目の端で分かり安心できますし、子どもも私たちの気配を適度に感じながら集中できる空間になっているようです。
机や椅子はどこで買いましたか?
家具は、子どもに安心安全な木の家具やおもちゃを製造している「なかよしライブラリー」のもの。机は子どもが顔を近づけて使うため、安全な商品を探していました。小さいころにこちらのおもちゃをいただいたことがあり、いいなと思ったんです。4年使った今でも檜(ヒノキ)の香りがしてとても気に入っています。
本人によると「学校と同じ色の机なので学校にいるみたい!」とのこと。お気に入りのシールを貼ったりして、愛着をもって使っています。
机はシンプルな形にしましたが、自分で片付ける練習ができるよう、引き出しがついているものを選びました。今は、鉛筆、消しゴム、はさみ、のり、セロハンテープ、お友だちからもらった手紙、大切なメダルなどをしまっているようです。
また机の横にはフックで物がかけられるので、ランドセル、学校の手提げバッグ、リュックサック、そろばん塾の荷物などをかけて使っています。
椅子は低く、足が床にしっかりつくタイプなので、よく集中できるという点でもよかったと思っています。
ふだんはスタディスペースをどのように使っていますか?
今は、放課後の学童で宿題を済ませることがほとんどのため、学校の宿題以外のお勉強…そろばんをパチパチはじいたり、問題集を解くとき、工作をするときなどに自分で机に向かっています。
基本は子どもに任せていますが、「手が止まっているな」と思うときは、背後から忍び寄り、隣でささやきます(笑)。
子どもが悩んでいるときも、姿勢でわかるので、声をかけたり、近くで洗濯物をたたんでそばにいるアピールをしたりします。
ランドセルを机のフックにかけているので、教科書やノート、文具など必要な物をすぐ取り出して使えるようになっています。
その他の学用品は、小学校入学時に作った机の横あたりの学用品置き場に。小学校では図工、絵具セット、ピアニカを使うたびに持っていき持ち帰ってくるので、まとまった収納スペースが必要になりました。
子どもの成長が思った以上に早くて…今の机と椅子も少し小さくなってきました。もう少し天板が広く、体に合わせて高さを変えられる机と椅子への変更を考えています。
今、学校の宿題がプリント5枚くらい。そろばん塾の宿題もプリント5枚くらい。ほかにドリルや計算カード、ストップウォッチを毎日使うので、もう少し広いほうが快適に勉強できるかな…と。
本人も「もっと大きな机があったら、国旗作りなどの大きな工作やお絵描きができるなぁ」とか言っています。
また、大人が教えるときにダイニングテーブルに移動して隣に座って教えられるよう、ダイニングテーブルをもう少し大きいものに変えようかとも検討しています。 そして、小学校高学年になったら個室も必要かな、と考えています。
子どもの成長に合わせて、またそのときどきの学習スタイルに合った環境づくりを考えていければと思っています。
親の気配を感じながら安心して集中できる、近すぎない距離で、子どもが必要なときだけ頼れるようにそっと見守る…まさにリビング学習の理想形といえるような、たくのすけくんのスタディスペース。
大人と子どもの適度な距離感、余計なものを視界に入れさせないなどの、親のちょっとした配慮がリビング学習を成功させるカギになっているようです。
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たくのすけくんのスタディスペースを作ったのはいつですか?