お母さんに日頃の感謝の気持ちを贈る「母の日」。毎年、5月の第2日曜日が「母の日」にあたり、2021年は5月9日になります。
誰もが知っている行事ですが、どうして5月なのか、なぜカーネーションを贈るのか、など、意外に知らない人も多いかもしれませんね。
「母の日」の起源は諸説ありますが、よく知られているのは、20世紀初頭に、アメリカのウエストバージニア州に住むアンナ・ジャービスという女性が、社会活動家だった母を追悼するために教会で白いカーネーションを配ったというもの。
実はこの日が5月の第2日曜日だったといわれ、やがて1914年にアメリカの記念日となりました。
日本に伝わったのは明治から大正の時代。教会の行事などを通じて普及し始めましたが、一般に広まったのはまだ先のこと。
1947年、国民の祝日に関する法律の制定によって公式に5月の第2日曜日と決まり、現在のような「母の日」となりました。
いつもかぞくのためにがんばってくれるおかあさんに、ありがとうをいうひだよ。むかし、アメリカのアンナ・ジャービスというひとが、おかあさんのためにおいわいをしたのがはじまりなんだって。
「母の日」の贈り物で代表的なのがカーネーション。カーネーションは、アメリカの「母の日」創設者アンナ・ジャービスの母が好きだった花といわれます。
アンナ・ジャービスが配ったのは白いカーネーションですが、現在、一般的なのは赤いカーネーション。赤いカーネーションには「母への愛」を意味する花言葉もあるとか。
一方、白いカーネーションには「あなたへの愛は生きている」という意味があるため、亡き母を偲ぶときの花ともいわれます。
今では、ピンクや黄色など、色とりどりのカーネーションが花屋さんの店先に並ぶように。感謝を込めて、お母さんの好きな色を選ぶのもいいですね。
「ははのひ」をかんがえたひとのおかあさんが、すきなはななんだって。あかいカーネーションには、「おかあさんだいすき」っていうはなことばがあるんだよ。
日本の「母の日」につながるのは、100年前のアメリカが起源ですが、「母」に感謝するお祭りは、古代ローマ時代からあったといわれています。
そのため、世界には「母の日」を祝う国がたくさんあります。5月に行う国が多いようですが、中には春先や秋に設けている国も。
また、プレゼントもさまざまで、オーストラリアでは菊を贈るのが主流だとか。これは、5月がオーストラリアでは秋にあたることや、白くて小さい菊、クリサンセマムの語尾がお母さんを意味する「mum」という意味を持つからともいわれます。
形は違ってもお母さんに贈る感謝の気持ちは世界中どこでも一緒。大切な気持ちと一緒に、末長く伝えていきたいですね。
エディター・ライター 田久晶子
出版社勤務を経て独立。「食」に関するテーマを中心に、生活情報全般を得意分野として雑誌、webなどで活動している。また、「食育」や「歳時記」など、子どもたちに伝えたい暮らしの工夫や知恵を紹介する記事も数多く執筆している
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