乳幼児の窒息事故を防ぐために知っておくべき食べ物

乳幼児の窒息事故を防ぐために知っておくべき食べ物
悲しいことに、食べ物による子どもの窒息事故が度々起きています。窒息事故を起こさないために、できる限り予防をすることが大切です。この記事では、なぜ窒息事故が起きるのか、気をつけたい食べ物について紹介します。
目次

窒息事故は乳幼児で多く、毎日の食事は常に危険と隣り合わせだといえます。 普段の食事が窒息事故につながるかもしれない、ということを意識し、子どもの食事を見守るようにしましょう。

なぜ窒息事故が起きるのか

乳幼児期に窒息事故が起きやすい原因のひとつとして、子どもの乳歯の生え具合や噛む力、飲みこむ力にあっていない食べ物を与え、それをそのまま丸呑みしてしまうことが挙げられます。

また、子どもの噛む力は大人と比べて弱く、うまく噛むことができずに丸呑みしてしまうこともあります。 月齢や乳歯の生え具合によって、どのような形態の食べ物が食べられるのかを検討しましょう。

窒息事故は食べ物だけが原因ではなく、食事のときの行動に原因がある場合もあります。 食べているときに走り回ったり寝転んだりするのは非常に危険なので注意しましょう。

気をつけたい食べ物

どのような食べ物でも窒息事故につながる可能性はあるのですが、乳幼児が窒息しやすい形状の食べ物があります。ここでは、窒息事故につながりやすい食べ物について紹介します。

丸くてつるっとしている食べ物

プチトマトやブドウなどの丸くて表面がつるっとしている食べ物は、噛みづらいのでちゃんと噛む前に丸呑みしやすいです。

また、丸い形は気道をふさぎやすいので窒息事故につながりやすいです。 プチトマトやブドウは4等分にカットしてから与えてください。

粘着性が高い食べ物

餅やご飯などの粘着性が高い食べ物は、よく噛まずに飲み込むと口の中に貼り付いて取れにくく、窒息しやすいです。

固くて噛み切りにくい食べ物

りんごやいかなどの固くて噛み切りにくい食べ物は、うまく噛むことができずに丸呑みしてしまう可能性があります。

豆類・ナッツ類

まだ噛む力が弱い子どもは、固くて噛み砕く必要のある豆類・ナッツ類などをのどや気管に詰まらせて窒息しやすいです。

小さなかけらが気管に入り込み、肺炎や気管支炎を起こしたりする可能性もあるため非常に危険です。5歳以下の子どもには与えないようにしましょう。

窒息事故を起こしやすい食べ物を理解し、子どもの窒息事故を予防しよう!

子どもの窒息事故を起こさないために、窒息しやすい食べ物を理解し、安全に食事ができるようにサポートしましょう。

ライター/監修:haya(管理栄養士)

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執筆者

管理栄養士 haya

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