日本におけるラジオ体操の始まりは1928年に遡ります。
アメリカでの実施を知った逓信省が本格的に導入し、国民健康体操として普及を図りました。
当時、ラジオはまだ一般家庭に普及していなかったため、公共の場での集団体操が行われるようになりました。
その後、戦時中は一時禁止されましたが、戦後にラジオ体操は復活し、1951年に現在のラジオ体操第一が誕生しました。
この時期から、夏休みの朝に子どもたちを集めたラジオ体操会が一般的になり、参加者にはスタンプカードに押印がなされ、記念品が贈られるというシステムが導入されました。
ラジオ体操は、健康増進を主たる目的としています。
これは、ラジオ体操の振り付けが全身の筋肉を動かし、約10分間で効率的に体を動かせるように設計されているためです。
また、小学生にとって夏休み期間中のラジオ体操は、早寝早起きの良い習慣を身につける機会ともなりますし、地域の人々との交流を深める場ともなっています。
新型コロナウイルスの影響により、2020年の夏は従来のラジオ体操会の開催が困難な状況となりました。
公園などでの集団での実施が難しい中、家族でテレビやラジオの放送に合わせて実施する方法が注目されています。
こうした状況の中でも、ラジオ体操を通じて健康管理を行うことの重要性が改めて見直されているのです。
ラジオ体操は、時代とともにその形を変えながらも、長年にわたり日本の国民の健康増進に貢献してきました。
新たな形でラジオ体操が親しまれることを願いつつ、その伝統と効果をしっかりと受け継いでいくことが大切です。
家庭でのラジオ体操を通じて、子どもたちの生活リズムの維持に役立てましょう。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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