約10年ぶりの改定を経て、2020年度から小学校、続いて中・高校で新学習指導要領が順次実施されます。
この改定の背景には、急速に変化する社会環境への対応と、子どもたちが未来にわたって生き抜くために必要な「生きる力」を育成することがあります。
具体的には、学力の3つの柱「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力、人間性」の統合的な育成を目指しています。
新しいカリキュラムでは、言語能力の向上を全教科横断で促進する方針や、探究学習の導入、情報科学教育の強化などが目立つ変更点です。
具体的には、小学校英語の教科化やプログラミング教育の必修化が含まれます。
また、リアルな社会課題を取り入れた学習が推奨され、生徒が主体的に学ぶ機会が増えることが期待されます。
今回の学習指導要領の改定は、グローバル化やIT技術の発展といった社会の変化に対応し、これからの時代を生きる子どもたちに「新たな学び」を提供するために行われました。
文部科学省は、子どもたちが多様な価値観や高度な情報技術の中で自分らしく豊かな人生を歩むために「主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)」を重視する点を強調しています。
新学習指導要領の全面施行は、子どもたちの学びを大きく変える試みと言えるでしょう。
これらの変更により、知識の単なる伝達から脱却し、思考力、判断力、表現力といった能力を総合的に育む教育へとシフトしています。
親御さんにとっても、この変革は子どもたちの将来に影響しますので、その内容を理解し、サポートすることが今後一層重要になってきます。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
おやこのへや編集部
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