いただきものやおさがり、保育園でのお着換え用…すぐにダメにしてしまうからと用意しすぎたり、かわいいからと衝動買いしてしまったり…どんどん増えがちな子ども服。きょうだいがいればさらにその量は増えますよね。
服の山ができているのに、実際に着ているのは同じような服ばかり…着せたい服の出番がないまま、「あっという間にサイズアウトしてしまった!」なんてことも。
服をムダにすることがないように、また自分で着替えをしたくなるように子ども服収納を見直してみましょう。
お子さんが服を着替えるスペースはどこですか?
脱いだパジャマはどこに置きますか?
その答えが"収納をつくる場所"です。
子ども部屋ではなくリビングで着替えることが多いなら、リビングの一角に子ども服収納を用意しましょう。毎日の生活の中での「子どもの動き」を観察し、その延長上にお着替え場所を用意することで、自分で着替えがしやすくなります。
また、パジャマなど、脱ぎっぱなしの服が床置きにならないように着替える場所にカゴなどおいて、まずは「カゴに入れるだけでOK」と簡単にできる仕組みをつくってみてください。
大切なのは、入れられたらほめてあげること!小さなことですが、それで子どもは繰り返しできるようになっていきます。
また、着替える場所にラグなどを敷いて、「着替える場所」とゾーンをわけておくと部屋がスッキリしますし、メリハリもつきますのでオススメです。
▲カゴにポイっと入れるだけのパジャマ置き場があれば、とりあえず散らからない!
収納の仕方は"その子に合わせる"ようにしてください。
たたむのが苦手でハンガーの方がかけやすい子もいれば、その逆でハンガーにかけるのは難しい、という子もいます。迷ったらどっちがよいか聞いてみるのが一番!
わが家は息子が手先を使うのが苦手ということもあり、カゴで収納していました。カゴのよいところは、パッと見ただけで何のアクションもせず取り出せしまえること。寒い時はカゴをもって移動し暖房のそばで着替えたりもしていました。
ジャンバーもハンガーにかけることができなかったので、玄関のカゴに投げ込むだけのワンアクション収納に。
おしゃれなカゴにすれば、中身は気になりません。床に散らかっている方が気になるのでそれで充分。洋服の枚数が少なければ、カゴ収納がおススメです!
やり方に決まりはないので、わが子に合わせていろいろ工夫してみてくださいね。
▲持ち運びも簡単なかご収納
一度手に取った服を戻したくてもギュウギュウ、探しているものが見つからずそのままポイっと戻しぐちゃぐちゃに…そんな状態に心当たりはありませんか。
子どもが「自分で着替えられる」「散らかりにくい」ことを意識して、子ども目線で使いやすい仕組みを作ってみましょう。
まず服を探すことがないように、目的の服がどこにあるのかわかるようにしましょう。ラベルを付けるとわかりやすいですね。ラベルは子どもが見てすぐわかる書き方にすることがポイントです。
引き出し収納の場合は、重ねてしまうと下の服が見えなくなってしまい忘れてしまうので、立てて収納することが多いと思います。
立てて収納した場合の問題は、1着取ると隣の服が倒れてくること。倒れてこないように仕切りをいれるなど工夫し戻しやすくしましょう。
仕切り以外にも、引き出しの中にカゴやケースを入れアイテムごとにわけて入れれば、一つの引き出しで上下の服をそろえることもでき、着替えが簡単にすみそうですね。
いくら収納法を工夫しても、そもそもの量が多すぎると続きません。
子どもに自分で着替えるようになってほしいのであれば、子どもが管理できる量にしてあげることが大切です。
子どもが自分で着替えるをるときに開ける引き出しの中を「今着ている服」だけにすることで、簡単に自分で着替えを選ぶことができます。
もし、あまり着てない服があれば、どうして着ないのかお子さんに聞いてみてください。
「デザインが好きではない」「首回りがきつい」など理由があるはずです。そういった服は整理して、「今着ている服」だけにすることが、使いやすい収納の仕組みに大切なことです。
どうしても量が多いのなら、「毎日着る服」「休日用」「お出かけ用」などわけて収納し、着替えるときには該当の引き出しだけを開けるようにするといいですね。
ギュウギュウに詰まった引き出し、クローゼットは子どもにはとても使いづらいもの。7~8割くらいの量にし、収納に余裕をもたせることがキレイをキープできる秘訣です。
▲余裕をもった収納で子どもが目当ての服をすぐ探せるようにするのがポイント!
サイズアウトしてしまった服は、譲る、リサイクル、フリマアプリで売る…など、どうするのかを決めておきましょう。「汚れているものは手放す」と一定のルールを決めておくと、手放しやすくなります。
思い出がある服は無理に手放す必要はありません。
今着ている服と一緒にならないようにしっかりと分けておけばOKです。
その服にどんな思い出があったのか書いて「思い出」のボックスなどに保管しておくと振り返ったときに楽しそうですね。
上の子がサイズアウトした服を下の子のためにとっておきたいという場合は、「何サイズの何か」がわかるように保管しておくと、使いたいときにすぐ出すことができます。
何がどのくらいあるかが一目でわかれば、いちいち中身を確認しなくても何があって、何が足りないのかすぐわかります。
お下がりをいただいた時も同じようにすぐ分けて保管しましょう。せっかくいただいたのに気づいたらサイズアウトしていた、なんてこともなくなります。
▲サイズがわかるように仕分けて、出番がきたらすぐ活躍できるように!
使いやすい仕組みにすると、子どもの「自分でできた!」が増え、自立を助けることができます。忙しいときに自分でやってくれたら大人も楽になると思います。
でも、子どもの着替えを手伝ってあげられるのは、じつはとても短い期間です。
「自分でやってもらいたい」「自立させたいと」と仕組みを作ってあげることはとても大切なことですが、焦らず親子のコミュニケーションの時間も大切に過ごしてくださいね。
整理収納アドバイザー 副島 千尋
大学卒業後、金融機関に勤務。退職後、整理収納アドバイザーの資格を取得し、「ととのYELL」を設立。個人宅の整理収納サービス、コラム執筆、各種セミナー講師として活動中。快適で無理のない「ちょうどいい暮らし」を提案している。おもちゃコンサルタントでもあり、子どもとの関わり方、お片付けにも力を入れている。
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