子どもの歯ブラシの正しい選び方と交換のタイミング

成長に合わせた歯ブラシの選び方

子どもの口内は成長に伴って変化するため、歯ブラシ選びには年齢に応じた注意が必要です。

生後数ヶ月の赤ちゃんから、乳歯が生え揃う頃、そして永久歯が生え始める時期にかけて、それぞれ異なる特性を持つ歯ブラシが推奨されます。

生後間もない頃は、赤ちゃんがしゃぶったり噛んだりしても大丈夫なように、口当たりの良い柔らかな毛やゴム製の歯ブラシが適しています。

3歳頃からは、少しずつ自分で歯ブラシを掴み運ぶ練習を始めるため、持ちやすい形状のものを選ぶことが大切です。

そして、6歳以降は乳歯から永久歯への生え替わりが活発になるため、小さめのヘッドで磨きやすい歯ブラシが適しています。

子どもの歯ブラシは毛先が広がりやすいため、大人より頻繁に交換する必要があります。

毛先が開いたり、毛が倒れてしまったりした歯ブラシでは、歯垢除去の効率が悪くなるため、見た目に明らかな変化があれば新しいものに交換しましょう。

一般的には、使用開始から1ヶ月程度を目安に交換時期を考えると良いでしょう。

また、歯ブラシを噛むことで毛先が早く広がるため、子どもが自分で使う分と親が仕上げ磨きで使用する分を別にすると管理がしやすくなります。

子どもが歯ブラシを使用する際は、事故を未然に防ぐための対策も大切です。

特に1歳から就学前の子どもは、歯ブラシを口にしたまま走り回るなどして転んでしまう危険性があるため、保護者の監視下で歯磨きを行うこと、歯ブラシを子どもの手の届く場所に置かないようにすることが重要です。

また、歯ブラシを用いた仕上げ磨きは子どもの機嫌が良いときに行い、無理に力を加えることなく丁寧に磨くように心がけましょう。

子どもの歯ブラシは、その選び方や使い方、交換のタイミングによって、子どもの歯と口の健康を大きく左右します。

成長のそれぞれの段階に適した歯ブラシを選び、定期的な交換を心がけて、安全に配慮しながら歯磨き習慣を育てましょう。

これらのポイントを押さえることで、子どもの歯が健康に育つようサポートできるでしょう。

（おやこのへや編集部）