集中力を育む！おうちで集中力を高める遊びと生活習慣

集中力を高める遊びの大切さ

幼少期に集中する姿勢や体の感覚を身に付けることは非常に重要です。

将来、勉強やスポーツにおいて「集中しよう」「やるぞ！」という場面で力を発揮しやすくなります。特に9歳から12歳頃は運動経験や学習能力が伸びる時期であり、この時期に集中力があるとより多くのことを吸収できるからです。

さらに、集中力は興味や小さな成功体験から生まれます。

おやこで一緒に遊び「うまくできたね！」と声をかけたり、一緒に達成感を分かち合ったりすることで、子どもの集中力はさらに育まれます。幼児期から集中する生活習慣を身に付け、集中できる心身を育みましょう。

集中力を高めるには、生活リズムの安定が大切です。不規則な生活では、子どもが疲れやすくなり集中する力も持続しなくなります。

ポイントを押さえて、集中力を育む生活環境を整えましょう。

睡眠不足は集中力低下につながります。

幼児期は特に、夜早く寝る習慣をつけることが大切です。寝る前に子どもの好きな絵本を読むなど、おやこで「おやすみ前のルーティン」を作ってみましょう。

朝食を抜くと脳に必要なブドウ糖が供給されず、集中力が低下しています。朝食を抜かず、炭水化物やタンパク質、ビタミンを含む食材を意識してバランスよく摂りましょう。

外遊びや軽い体操で体を動かすと、集中力がリセットされ、学びや遊びにも再び取り組みやすくなります。特に午前中に日光を浴びる活動は脳を活性化させる効果があり、おすすめです。

長時間スマホやタブレットを使用すると、子どもの集中力が断続的になります。時間を決めて適切に活用し、絵本の読み聞かせや体を使う遊びの時間を増やしましょう。

具体的に、家庭でどんな遊びが集中力を育むのに役立つのでしょうか？

おやこで楽しめる、おすすめの遊びを紹介します。

パズルは図形認識力や問題解決能力を高め、積み木は手先の器用さと集中力を育てます。

最初は簡単なものから始め、少しずつ難易度を上げ、達成感を感じられるようにしましょう。

線をなぞったり、色を塗り分けたりする作業は、手先の細かい動きと集中力を鍛えます。

自由に塗るだけでなく、おやこで分担を決めるのも楽しいでしょう。

ルールを覚えながら進めるゲームは、協調性と集中力を同時に鍛える良い機会です。「次はどうしよう？」と考える過程が、集中力を養います。

散歩中に「赤い花を見つけよう」や「鳥の鳴き声を聞こう」といった目標を設定すると、注意力が養われます。自然の中での活動は五感を刺激し、脳の発達を促進するのでおすすめです。

集中力は一朝一夕で育つものではなく、日々の小さな習慣と遊びの積み重ねが重要です。

親御さんが集中する姿を見せることで、子どもの良い見本となります。

ぜひおやこで楽しく取り組み、子どもが集中する喜びを感じられるようにしましょう。幼児期の生活習慣が集中する感覚を育み、ここぞというときにおいても活かされていくでしょう。

ライター / 監修：オオイシ(幼稚園教諭二種・保育士・ヨガインストラクター・ベビーマッサージインストラクター・チャイルドカウンセラー・家族療法カウンセラー)