新1年生の難関は給食!?新入生が入学してから1ヶ月でできるようになること

新1年生の難関は給食!?新入生が入学してから1ヶ月でできるようになること
元・小学校教員の、かなです。入学準備をしながらも、義務教育が始まることへ不安を感じていらっしゃるパパママも多いことでしょう。入学したての1年生たちの学校生活について紹介します。
目次

はじめの1週間はほとんど勉強しない

幼稚園や保育園に通っていた子どもたちが学校生活を一斉にスタートするのですから、まずは学校生活の勉強から始まります。 勉強を楽しみにしている子にはちょっと物足りないかもしれません。 でも習うことはこんなにたくさんあるのです。

ランドセルから荷物を出して片付ける・靴箱の使い方・トイレの使い方・安全な登下校・靴やトイレのスリッパ揃え・順番を守る・廊下は歩く・挨拶・言葉づかい・困ったときにどうするか・自分の席に姿勢よく座る・一日の流れ・授業の名前・授業が始まる前に机に出す物・学用品の呼び方・クラスでの並び方・休み時間にやること・水分補給と熱中症予防・遊具の使い方…(ほんの一部です)

先生の話を聞いて、はじめはみんなで練習です。 これらを一人でやるのはかなりハードですが、みんな一生懸命頑張るんです。

子ども:「国語の絵本(教科書のこと)は使いますか?」 先生:「えっと、絵本じゃなくてね…教科書っていうのよ」

子ども:「ランドセルが開かない(涙)」 先生:「その金具を回すんだよ(家で開けてもらっているんだな)」

真剣にこんなかわいいことを言う子もいます。 担任が手一杯のときには友だちが助けてくれることもありますよ。

最初の難関は給食

新1年生初めての給食は、担任をもたない先生たちや6年生などのサポートも受けながら2時間がかりの大イベントです。 子どもたちは張り切って、わりふられた仕事をがんばります。 大人がやった方が早いのですが、子どもたちには責任感や達成感を感じてほしいのでできるだけ手助けはしません。 1ヶ月たてば、だいたいの流れは身についてきます。

食べることが苦手な子もいます。 最近は苦手な食材を減らしたり残したりするのも許されると思いますが、バランスよく何でも食べるようになってほしいですよね。 パパママに好き嫌いしないよう言われている子は、少しずつ苦手なものを頑張って食べて、高学年になる頃には克服していますよ。

自分で頑張る1年生になるために

一番伸びるのは、話をよく聞いている子です。 先生の話をよく聞くように家で言われている子も多く、親御さんのサポートに感心します。 睡眠時間が足りなかったり忘れ物があったりして、集中できず周りを困らせてしまう子もいます。 何でも真面目に取り組む姿勢、生活リズム、持ち物は、しばらく親御さんがサポートしてあげる必要があります。

それでも学校の様子は見えないので、心配はつきませんよね。 参観日に当たり前に授業を受けていたら、たくさんのことを頑張って学校に慣れてきた証拠です。 パパママが見ていないところで頑張ったことを褒めてあげてくださいね。 (授業が受けられていないようなら早急に担任に相談して対応を考えましょう)

おわりに

義務教育が始まったら、お子さんが自分で人生を歩み始めたということです。子どもは、パパママの思いどおりにいかないこともあれば、予想外の大成長を見せることもあります。「もっとこうしておけばよかった」は私もつきません。新1年生のパパママは、お子さんのサポートを頑張ってくださいね!

ライター/監修:かなせんせい (・小学校教諭専修免許状・幼稚園教諭第一種免許状・中学校教諭第一種免許状(理科)・高等学校教諭第一種免許状(理科)・図書館司書教諭)

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監修者

・小学校教諭専修免許状/幼稚園・中学校(理科)・高等学校(理科)教諭第一種免許状/図書館司書教諭免許状資格 かなせんせい

小学校に15年勤務し、教員として子どもや親御さんとかかわってきました。教え方や自分の子育ての経験を保護者に伝えたときに喜んでもらえた経験から、退職してからもライターとして活動しています。

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