【子育て家庭は要注意】電源オフ後10分経っても危険!冬の時期「調理器具のやけど」事例が後を絶たない…!

【子育て家庭は要注意】電源オフ後10分経っても危険!冬の時期「調理器具のやけど」事例が後を絶たない…!
小さな子どもを育てている家庭で、冬の寒い時期にやけどの事故が増えています。温かいものを食べたくなる時期だからこそ、鍋やホットプレートをつかった料理の割合が増えていますが、これらが事故の原因になっているようです。具体的な事故の内容を解説します。
目次

今年は野菜もリーズナブルでついついお鍋の回数が増えているという家庭も多いのではないでしょうか?

材料を切ってスープでぐつぐつ煮込むだけというシンプルな調理なのに、体はあったまるし、美味しくて栄養もたっぷり摂れるというのはうれしい限りですよね。

しかし、実はそんな冬ならではの調理シーンで子どもがやけどの事故を起こしたという情報が相次いで寄せられているようです。

やけどの事故情報

消費者庁・国民生活センターに寄せられた事故の情報は下記のとおり。

  • 「夕食に鍋料理を食べ、後片付けをしていたところ、子どもがホットプレートを触り右手の手の平にやけどを負った。ホットプレートは電源をオフにしてから5~10分程度経っていた。」(1歳)
  • 「使い終わった空のフライパンをガス台の上に置いて洗い物をしていたところ、子どもが手を伸ばして取っ手を引っ張った。落ちてきたフライパンが子どもの頬と腕に当たり水ぶくれを伴うやけどを負った。フライパンは使用してから2~3分が経っていたが、まだ熱かった。」(1歳)
  • 「使用後の魚焼きグリルのガラス面を数秒間触ってしまい、左手の全体が赤くなり、水ぶくれを伴うやけどを負った。」(1歳)
  • 「使用後のIHクッキングヒーターに右手をついてしまい、手のひらと親指に水ぶくれを伴うやけどを負った。」(4歳)

事故情報によると、多いのは1歳ですが、4歳児でもIHクッキングヒーターに手を触れてやけどをしているようです。

また、鍋をしている最中は子どもが触れないように警戒していても、食べ終わった後の余熱でやけどを負ったという報告もあります。

子どものやけどは重症化する場合も

子どもの皮膚は大人よりも薄く、同じようにやけどをしたとしても皮膚の奥深くまで影響して重症化することもあります。

使い終わった調理器具を触らせないように注意するほか、赤ちゃんの場合はキッチンに入ってこれないようベビーゲートを設置しておきましょう。

もしやけどをしてしまったら

もし子どもがやけどをしてしまったら、すぐに「10分以上冷やす」ことが肝心です。 冷やすときは容器にためた水で冷やすか、水道水・シャワーを直接患部に当てないようにして刺激を避けながら冷やしましょう。

服の上から熱湯がかかった場合は、脱がさずに服の上から冷やしましょう。冷やす際、市販の冷却シートなどは手当てには使わないでください。

やけどの程度によってはすぐに救急車を呼んだほうがいい場合も。下記を参考にしてみてください。

  • 全身の広い範囲・顔面などのやけど→すぐに救急車を呼びましょう。
  • やけどの範囲が片足、片腕以上の広範囲にわたる場合→救急車を呼ぶか、至急病院を受診しましょう。
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  • やけどの範囲が手のひら以上の場合や水ぶくれの場合→潰さないようにして、病院を受診しましょう。

出典:消費者庁

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