日本の「古事記」にまでその起源をさかのぼるオノマトペは、音や動きを言葉で表す擬音語や擬態語のこと。 この独特な表現が盛り込まれた絵本が、何故生まれたばかりの赤ちゃんにピッタリなのか? その秘密は、赤ちゃんが世界を感じる方法にあると思われます。
目の見えない新生児も、母親の声を識別するほどに発達した聴覚で世界を捉えています。 まさに音のリズムに敏感な赤ちゃんには、オノマトペのリズミカルな響きが心地良いでしょう。 親の声で読まれる絵本の時間は、赤ちゃんにとっても、親にとっても特別な安らぎの時間になりそうです。
オノマトペ絵本に触れることで、赤ちゃんが音の楽しみを知るだけでなく、言葉を学ぶ大きな一歩にもなります。 オノマトペは比較的高低がはっきりしており、子どもの発語にも繋がりやすいそうです。
まだ言葉を覚えたばかりの赤ちゃんが「ちゃぷちゃぷ」と言うことができたら、それはもう言葉のキャッチボールが始まったも同然です。
このような言葉遊びは、将来的に感情を言葉で表現する力や、コミュニケーション能力の基礎となるかもしれません。 まだ0歳のうちからオノマトペ絵本を読み聞かせることは、赤ちゃんの心の成長に役立つだけでなく、パパママにとっても新たな発見のきっかけとなりそうです。
このステキな読み聞かせ時間をより豊かにしてくれるオノマトペ絵本をいくつか紹介します。 長年親しまれている「じゃあじゃあびりびり」や、リズミカルな「がたんごとん」、そして動きが感じられる「だるまさんが」など、それぞれに個性あふれる作品ばかりです。 厚紙でできたボードブックは、0歳児が自分でページをめくることも考慮されているため、小さな手にも安心です。
読み聞かせは赤ちゃんが言葉を学ぶ第一歩として、またおやこのかけがえのない絆を深める時間として、非常に価値があります。 0歳からのオノマトペ絵本は、そんな読み聞かせを手助けしてくれる貴重な存在です。
赤ちゃんにとっても、親にとっても忘れがたい思い出を作る機会にしてみてはいかがでしょうか。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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