「夏バテ」とは、夏の高温多湿な環境や生活習慣の乱れによって、体の調子が崩れる状態のことを指します。 夏バテ対策にはさまざまな方法がありますが、ここでは、夏バテ予防に役立つ栄養素について解説します。
以下で紹介する内容を参考にして、ぜひ子どもの夏バテ予防に役立ててください。
子どもは体温調節の機能が未熟なため、大人に比べて暑さの影響を受けやすいです。
また、食欲低下による栄養不足や、汗によって水分・塩分が奪われることで脱水ぎみになるほか、室内外の温度差による体温コントロールの難しさ、睡眠の質の低下、自律神経の乱れなどが重なり、夏バテになりやすい傾向があります。
ここでは、子どもの夏バテ予防に役立つ栄養素を4つ紹介します。
ビタミンB1は糖質を効率よくエネルギーに変える働きがある栄養素で、疲労回復効果が期待できます。
豚肉や、枝豆、うなぎなどに多く含まれています。
ビタミンCは、強い抗酸化作用によって暑さや紫外線による体のダメージを防ぎ、疲労感の軽減や免疫力の維持に役立ちます。
夏場は紫外線量が増えてビタミンCの消費量も多くなるため、積極的に摂取することが夏バテ予防につながります。 ビタミンCはキウイやピーマン、ブロッコリーなどに多く含まれています。
たんぱく質は体を作る材料になるほか、免疫力の維持や体内のエネルギー代謝にも関わる重要な栄養素です。
暑さによって体力を消耗しやすい夏にたんぱく質をしっかり摂ることは、夏バテを防ぐ助けになります。 たんぱく質は肉や魚、卵、大豆製品などから摂取できます。
夏は汗をかきやすく、カリウムも失われやすいため、意識して摂ることが大切です。
カリウムには水分バランスを整えたり、筋肉の働きを支えたりする役割があり、不足するとだるさや食欲の低下につながることがあります。 カリウムはバナナやきゅうりに含まれています。
夏バテ予防にはビタミンB1やビタミンC、たんぱく質、カリウムなどの栄養素を摂取することが効果的といわれています。 これらの栄養素を摂取することはもちろん、バランスよく食事をすることが大切です。
今回紹介した栄養素を意識して摂りつつ、バランスのよい食事をしっかり食べて、おやこで暑い夏を乗り切りましょう。
ライター/監修者:haya(管理栄養士)
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