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話題の育児書を読んでみた!子育てブックレビュー

留学経験のある3児のママも目からウロコ!米名門大学の元英語講師がマンガで教える「英語が好きになる」シンプルな方法とは!?

留学経験のある3児のママも目からウロコ!米名門大学の元英語講師がマンガで教える「英語が好きになる」シンプルな方法とは!?
これを読めば子どもが英語好きに!?韓国のベストセラーマンガ『マンガでよくわかる!英語が好きになる本』を英語が得意なママライターが読んだレビュー。 ※本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。
目次

こんにちは!英語が好きすぎて、就活を放り出してカナダに留学したママライター、タキザワです!

テレビで見かける韓国のアイドルや俳優の方って、英語がとっても流暢ですよね。韓国は子どもの英語教育がかなり充実しているイメージ。日本でも2020年度より、小学校の授業に英語が導入されましたが、韓国ではずっと早く1997年から小学校の英語教育が始まっていたんです。

そんな韓国の英語教育についてのベストセラー本が日本でも発刊!『マンガでよくわかる!英語が好きになる本』(ユ・ウォンホ著/かんき出版刊)です。

全米屈指の名門校、マサチューセッツ工科大学の英語講師だった著者が、小学生の娘に英語を教える過程をマンガで紹介した本書。子どもが英語を好きになる、学習のポイントとは!?

英語が苦手になるのはなぜ?

小さい頃は英会話を楽しく習っていたのに、学校の授業で学ぶようになると途端に英語が苦手になった…というママ・パパも少なくないのではないでしょうか。ゲームや歌などで楽しく学べていた英語が、中学校で文法の勉強が中心になってしまうと、なんだか別物になってしまうような感覚ですよね。

筆者は大学で英文科を専攻し、英語を専門的に学んできましたが、知れば知るほど日本語と英語はぜんぜん違う言葉なんだと実感…。「こりゃ、英語が苦手な日本人が多いのも納得だ」と思っていました。

しかし、そんな苦手意識を強くしてしまう原因は、中学校からいきなり文法を学ぶからだと本書の著者ユ・ウォンホさんは言います。ウォンホさんは韓国の名門、西江大学で英語学科教授を務めたのち、アメリカのマサチューセッツ工科大学で英語学科教授として講義を担当。現在は韓国で言語教育の専門家として活躍している、まさに英語教育のエキスパートです。

ウォンホさん曰く、12歳以下の子どもは誰もが言語を自然に習得する能力を持っているそう。その時期に英語の「品詞」を正しく理解させ、知らない単語を辞書で引く習慣を身につければ、文法に苦手意識を持つことなく楽しく英語を学べるというのです!

「品詞」を制するものは、英語を制す

「じゃあ早いうちから英語の文法を教えなきゃ!」と焦る必要はありません。子どもに無理矢理文法を覚えさせようとすると、それこそ英語が嫌いになってしまうかもしれませんよね。
ウォンホさんによると「小学生の子どもには、品詞を教えておけば十分」ということなんです。

そもそも「品詞」とは何かというと、名詞や動詞など種類ごとに分類した言葉のこと。この品詞が英語学習の大変重要なカギとなるのです!

たとえば"success"という単語は、【名詞】success(成功)、【動詞】succeed(成功する)、【形容詞】successful(成功した)、【副詞】successfully(うまく、首尾よく)というように、”success”という単語を基本に語尾が変化していることがわかります。この「名詞ー動詞ー形容詞ー副詞」を英語では"word family"(単語家族)と呼び、まとめて覚えることで語彙が一気に増えるんです!

また、品詞の役割を知っておけば、知らない単語を辞書で引いたときに、その単語がどういう役割をするのか、どういうときに使うのかが理解できます。

英語学習の第一歩は、知らない単語を辞書で引き、その意味を理解すること。中学生にもなると、1人で勉強する時間も増えてくるでしょう。そのときに辞書の内容が理解できないと、そこで行き詰ってしまいますよね。英語の品詞が理解できているだけで、できることがぐんと広がるんです!

英語をめぐる親子のやり取りが微笑ましい

とはいえ「マンガでも英語の文法の本ってやっぱり難しそう」というイメージがあるかもしれません。しかし本書は英語をめぐる親子のやり取りがかわいくて、ぐいぐい読めてしまうんです!

子どもは大人が想像する斜め上の質問を繰り出してくるもの。ウォンホさんの娘、ハナちゃんもなかなか奇抜で突飛な質問をウォンホさんに投げかけてきます。ハナちゃんの質問に頭を悩ませながらも、わかりやすく、かつハナちゃんが楽しくなるように解答するウォンホさん。そんなウォンホさんとハナちゃんのほのぼのしたやり取りを楽しみながら、英語を学べるようマンガでまとめたのが本書なのです。

韓国のベストセラー本なので、「韓国語⇔英語」の話なのかと思いきや、なんとこちらの日本語版は、きちんと「日本語⇔英語」の説明に訳されているのも見どころのひとつ!翻訳者である吉田南さんの手腕によって、ウォンホさんとハナちゃんの微笑ましい会話や内容が、日本語で見事に表現されています。

本書はハナちゃんがティッシュ箱に書いてある”Facial Tissue”という単語がわからず、「パパ、これどういう意味?」と尋ねるところから始まります。このように身近にあるものの名前が、英語学習のきっかけに!

本書は全ページにふりがながふってあり、イラストもポップでかわいいので、子どもと一緒に読むのもいいですよね♡ おやこのコミュニケーションにもなる英語の「品詞」学習、さっそく始めてみてはいかがでしょうか?

『マンガでよくわかる!英語が好きになる本 』
著者:ユ・ウォンホ
翻訳:吉川 南
発行:かんき出版
定価:単行本1,430円/Kindle版(電子書籍)1,287円(税込)
amazon購入はこちら

【わたし的評価】
満足度   ★★★★☆
実践度   ★★★☆☆
読みやすさ ★★★★☆
わかりやすさ★★★☆☆

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執筆者

ライター タキザワミユキ

何にでも興味津々なやんちゃな3兄妹を育てるママライター。留学・語学学校での勤務経験を活かし、さまざまなテーマで執筆しています。子供たちの笑顔が毎日の癒し!子供の成長はあっという間だなと実感する日々です。

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