子どもが夢中になる！家庭菜園を食育に活かす楽しいコツ

成功の秘訣は「大人が楽しむこと」から

家庭菜園で食育効果を得るための最も重要なポイントは、お父さんやお母さん自身が楽しむ姿を子どもに見せることです。 「食育のため」と気負い、子どもに無理にお世話を頼みすぎると、それが負担となり家庭菜園自体が嫌いになってしまう可能性があります。

親が楽しんでいる様子を見ることで、子どもは「楽しそう！自分もやってみたい！」と自然に興味を持つようになります。 子どもが興味を示したタイミングで手伝ってもらうようにすると、無理なくお世話を続けることができるでしょう。 収穫の達成感は「次はお世話を自分からやる！」という前向きなモチベーションにつながります。

飽きさせないためのミニトマト栽培の魅力

家庭菜園に飽きてしまう理由の一つに、収穫までの期間が長いことが挙げられます。 そのため、最初は短期間で収穫できる野菜を選ぶのがおすすめです。 特におすすめなのが、ミニトマトです。

ミニトマトは頻繁な水やりが不要で、ほぼ放任でも失敗が少ないため、家庭菜園初心者の方にも安心です。 また、たくさんの実をつけるので、子どもは収穫の楽しさを存分に味わうことができます。

その場で食べられるため、自分で育てたものを食べるという実感が強く、食育効果も高まりやすいでしょう。 庭がなくてもプランターで手軽に始められるのも魅力です。

子どもの興味を引き続けるための楽しい工夫

家庭菜園で子どもの興味を持続させるためには、いくつかの工夫が有効です。 一つは、室内で栽培することです。

プランターで育てられる野菜や、買ってきた野菜のヘタなどを使う再生野菜は、子どもの生活圏内で成長を間近に確認できるため、興味が持続しやすくなります。 再生野菜は道具の準備も不要で、気軽に始められるためおすすめです。

もう一つは、見通しが立つよう工夫することです。 絵本や図鑑などを使って、野菜がどれくらいの期間で育ち、どのように変化していくのかを事前に確認しておくと、子どもは成長を楽しみに待つことができます。 さらに、収穫した野菜を使って一緒に調理することで、食べ物を作る大切さをより深く理解できるでしょう。

おわりに

家庭菜園はお子さまの食育に大変効果的ですが、「子どものため」と頑張りすぎる必要はありません。

お父さんお母さん自身が楽しむことを意識して取り組むことで、子どもは自然と興味を持ち、食と自然のつながりを実感できます。 ぜひ、おやこで楽しむ家庭菜園ライフを始めてみてくださいね。

（おやこのへや編集部）