いつものおうちではなく、幼稚園や保育園で友だちといっしょに泊まる「お泊り保育」。一晩とはいえ、離れて過ごすのは子どもにとってもママ・パパにとってもドキドキですよね。
そんなお泊り保育を行う目的や内容、参加前の準備などについて、保育士ライターが解説します。お泊り保育のイメージを具体的に持ち、少しでも安心して参加できるようにしましょう!
お泊り保育とは、家族と離れて友だちや保育士・先生といっしょに夕飯を食べたり寝たりして過ごすイベントです。夏に開催されることが多く、通っている園に泊まるのが一般的。
期間は1泊2日がほとんどでしょう。コロナ禍においては、イベント自体が中止になったり、プログラムを変更する園もあります。
お泊り保育は、初めての外泊となる子どもも多く、ママ・パパの不安がつきもの。できることなら参加させたくないと思う人も中にはいるのではないでしょうか。
お泊り保育のねらいは、非日常の体験に刺激を受けながら、自立心や協調性を育むこと。ちょっと勇気が必要なことに挑戦すると、人は成長できますよね。自分の身の回りのことを自分で行うきっかけにもなるので、単なるお楽しみイベントではなく、子どもの育ちを考えて計画された行事なのです。
実際のお泊り保育では、子どもたちは何をして過ごしているのでしょうか。園によって大切にしていることや方針も異なるので内容もさまざまですが、活動内容の例をご紹介します。
ふだんから通い慣れているはずの園も、じつはまだまだ探索しきれていない場所があるかも!?友だちといっしょに園内を探しながら、チェックポイントでスタンプを集めていきます。
広いホールなどで、クラス全体で〇×に分かれながら答え合うゲーム。保育士・先生や子どもたち自身についての出題をされることも多く、意外と知らなかったお互いのことを知り仲が深まるきっかけにもなります。
先生による出し物も子どもたちに大人気!ふだんと異なる特別感に、近くの友だちと笑い合いながら楽しむ姿も。代表の子どもが前に出ていっしょに参加する手品も、良い思い出になるでしょう。
料理に挑戦できるのは、お泊り保育ならではの体験。コロナの影響で中止になるケースもありますが、自分のパンに具材を挟んだり、盛り付けや配膳を体験したりと、簡単な工程を経験できるようにする方法もあります。
夜になると、「家族と離れてお泊りする」という状況に不安になる子どもも。そんな不安も、キャンドルサービスの温かく優しい光で穏やかにほぐされていきます。非日常のイベントだからこそ、特別なお楽しみタイムとして過ごせる工夫がされているのです。
お泊り保育の、登園から降園までのタイムスケジュールの例を紹介します。だいたい園がお休みの日の前日などに実施されることが多いようです。
お泊り保育ならではの持ち物もあります。園からのお知らせに沿って準備すればOKですが、一般的に必要になる物は以下のようなものでしょう。
お泊まり保育に向けた準備は、持ち物だけではありません。初めての体験を安心して楽しめるようにするためには、簡単な練習をしたり、約束事を確認することも大切。
持っていくリュックは家族でのお出かけにも何度か使って慣れておきましょう。広いお風呂では走らないと話しておくなど、事前にお泊まり保育を意識して過ごすことで、見通しを持てるようになり、心の準備もできるようになります。
ママやパパにとっても、家庭の外でわが子が一晩を過ごすことは初めての経験。分からないことや不安が多いのは当然です。少しでも安心して送り出すことができるよう、よくある質問にお答えします!
お泊まり保育では、近くの銭湯や温泉を利用することが一般的です。安全にお風呂に入れるよう、保育士や先生は常に子どもたち全体を見守っています。そのため、1人ずつ体や髪の毛を洗うことは想定されていません。
広い浴場に興奮して怪我をしないためにも、事前に家族で銭湯に行く経験をしておくのもいいですね。完璧に体を洗えるようになる必要はありませんが、家庭のお風呂でも自分で自分の体を洗ってみる機会を設けておくと安心です。
中には自分で髪を結べる子どももいますが、まだまだ難しいケースももちろんあります。事前に保育士や先生に相談したり、この機会に自分で結べるよう練習するのもいいでしょう。
自分で結べる友だちが手伝ってくれることもあるので、これも友だちとの関わりを学び深める機会だと捉えることもできます。保育士や先生、友だちに「できないから手伝って」と協力を求める力は、就学に向けて身につけておきたい力の一つでもあります。
自立心や協調性を育み規則正しい生活を身につけられる貴重な機会も、無理やり参加させては逆効果。アイデア次第で、心理的なハードルを下げる方法はあります。
たとえば、持参するタオルやパジャマをお気に入りのものにしたり、愛用しているぬいぐるみを持って行っていいか相談してみましょう。
「寂しくなったらいつでも思い出してね」と手作りのお守りをリュックにつけてもいいでしょう。気持ちの面でも無理なく参加できることが大切です。
薬の扱いについては園によってさまざま。看護師が在籍している場合や、与薬依頼書を提出することで日中の与薬も可能な場合があります。
お泊り保育でも同様の対応をしてもらえるのか、事前に必ず園に確認しておきましょう。場合によってはかかりつけ医とも相談する必要があるので、早め早めの確認が大切です。
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初めてのことだらけでおやこで不安も多いお泊り保育。コロナ禍で実施されないケースが増えたとはいえ、子どもの生きる力を育む機会であることには変わりないです。事前の不安を少しでも解消し、楽しいお泊り保育にしましょう!
ライター・保育士 Akari
0・1歳の子どもたちと笑い合い、3・4・5歳の子どもたちと語り合ってきた保育士経験を持つWebライター。おやこ生活に役立つ記事を発信していきたいと思います。コスメライターの資格取得を機に執筆を始めたので、美容Webサイトを中心に執筆中。
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