ランドセル派が減っている!?最近の小学生の通学かばん事情と選び方

ランドセル派が減っている!?最近の小学生の通学かばん事情と選び方
小学生といえばランドセルですが、最近は色だけではなく、形や素材もさまざまです。今時の小学生のランドセル事情についてまとめました。
目次

元・小学校教員の、かなです。 最近の小学生は、いろいろなランドセルを背負っていますよね。 年長さんになると、「何色にする?」「どこのにした?」とパパママの間で話題になります。

ランドセルの色を選ぶだけではない!これからはランドセルではないかばんが増えてくるかも

2000年をすぎたころから、いろいろな色のランドセルが販売されるようになりました。 男の子は黒で、女の子は赤、という固定概念は小学校ではすっかりなくなったようです。 ランドセルをおじいちゃんやおばあちゃんに買ってもらう子も多く、少し価格が高めの工房系ランドセルも人気です。 数年前から、ランドセルではない通学かばんが話題になることが増えました。 大手アウトドアメーカーのものが支給される自治体もあれば、独自で制作したものを配布する自治体もでてきています。 配布されなくても、ランドセル以外を選ぶ家庭も見かけるようになりました。

ランドセルではない通学かばんのメリット

入学準備の予算がおさえられて軽いということは、パパママも子どももうれしいですね。 話題のアウトドアメーカーのものは、リーズナブルな価格帯のランドセルとくらべても半額くらいですし、重量も1㎏を下回ります。 私はある自治体のオリジナル通学かばんを実際に見ましたが、使いやすく作られていて感心しました。 ランドセルにはないメリットとして、内部に仕切りがついていたり、肩からずり落ちないようにショルダーベルトがついていたりするのです。 ランドセルの代わりとして作ってあるので、丈夫なのはもちろん中身をしっかり守ってくれそうでした。

最近主流のランドセルはA4対応なので、昔のランドセルよりもひとまわり大きく作られています。 古い校舎の学校では、ランドセルを入れるロッカーが小さく、1年生がピカピカのランドセルを力いっぱいぎゅうぎゅう押し込んでいる状況です。 コンパクトな通学かばんなら、そんなことをしなくてもいいですよね。

ランドセルじゃなくて、かわいいかばんを持たせたい?

ランドセルではない通学かばんが増えているからといって、デザイン重視のリュックを持たせるのは、あまりおすすめできません。 登校してからかばんの中身を出して片付けるまでが、子どもにとって大仕事です。 学校でやるべきことをやって、朝をスムーズにスタートすると、先生にほめられたりまわりの子から一目おかれたりします。 荷物の出し入れのしやすさや使いやすさにおいて、ランドセルにまさるものはありません。 ランドセルは小学生のうちだけということを考えても、ランドセル派はまだまだ主流だと思われます。

おわりに

ランドセルは6年間使っても壊れませんし、うちの子は卒業してから筆箱にリメイクして大切に使っています。 しかし、子どもの体がとても小さい、学校まで歩いて1時間近くかかる、など負担を軽くしてあげたい場合には、ランドセル以外の通学かばんも選択肢に入れておくといいですよ。

ライター/監修:かなせんせい(小学校教諭専修免許状、幼稚園教諭第一種免許状、中学校教諭第一種免許状(理科)、高等学校教諭第一種免許状(理科)、図書館司書教諭)

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執筆者

・小学校教諭専修免許状/幼稚園・中学校(理科)・高等学校(理科)教諭第一種免許状/図書館司書教諭免許状資格 かなせんせい

小学校に15年勤務し、教員として子どもや親御さんとかかわってきました。教え方や自分の子育ての経験を保護者に伝えたときに喜んでもらえた経験から、退職してからもライターとして活動しています。

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