年長さんの今だからできること 自分の名前が読めるかな

年長さんの今だからできること 自分の名前が読めるかな
暑い夏も終わり、ようやく秋。小学校入学にむけて就学時検診が行われる季節になりました。就学時検診で小学校に足を運ぶと「もうすぐ1年生なんだなあ」と実感がわいてくると思います。 お子さんは自分の名前が読めますか?もういちど、お子さんと確認しておきましょう。
目次

名前シールにはイラストではなく出席番号

小学校で保育園や幼稚園と大きく違うのは、名前シールにイラストがないことです。

年長クラスだけは貼らない園もありますが、多くの園では名前の横に動物や果物などイラスト付きシールが貼ってあります。 子どもによってはイラストを見て自分のものを片付けている子もいるでしょう。

小学校では、名前の横には出席番号です。 名前はもちろんひらがなで書いてありますので、読めると自分の持ち物をどこに片付けるのかすぐにわかり、毎日の学校生活がとても楽になります。

お友だちの名前はまだ読めなくても大丈夫

ひらがなを習うのは1年生になってから。 自分の名前は読めたとしても、お友だちの名前は読めない、ということがとても多いのです。

大規模の学校やいろいろな園から集まってくる学校では、はじめて顔を合わせる子が学級内にたくさんいます。

こんな例があります。

落とし物のハンカチを学級の子が拾って担任に届けてくれました。 その子は自分の名前は読めても、ハンカチに書いてある見慣れないお友だちの名前は読めません。 担任の先生が持ち主に届けて一件落着。持ち主の子もハンカチに名前が書いてあって自分でも確認できて一安心。

持ち主の子は名前が読めてよかったね、となりました。

おうちの方も、持ち物にはひらがなで名前を書こう

ついつい、漢字まじりで我が子の名前を書いた。 本人は「本当に自分のかな?」と首をかしげている。実はとてもよくあります。

名前は本人が読めることが大事。入学時はひらがなで書いてあげましょう。 名前がカタカナの場合は、お子さんと相談してカタカナで書くかひらがなで書くか決めるとよいですね。

1年生2学期から漢字も習いだします

お友だちの名前もわからなかった入学時。

だんだん学校生活にも慣れ、ひらがなも習いました。 最初はあやふやだった友だちの名前も読めるようになってきます。

落とし物の名前も読めるようになり、直接持ち主へ届けられるようになるのも2学期です。 昔と違い、今は1年生2学期からカタカナと同時に漢字も習います。

漢字も習いだしたらお子さんと相談して持ち物の名前に漢字を使っていくのはどうでしょうか。 本人がどうしたいか、をたずねてみてくださいね。

学校ははじめてがいっぱい

1年生にとって、学校ははじめてのことがとてもたくさんあります。 スムーズなスタートがきれるように最初は「少し簡単かな」くらいがちょうどよいです。 楽しい毎日が、待っていますよ!

ライター/監修:モリハナせんせい(・保育士資格・幼稚園教諭2種・小学校教諭1種2種)

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