保育園と幼稚園、わが子にはどっち?違いと選び方を徹底解説

保育園と幼稚園、わが子にはどっち?違いと選び方を徹底解説
子どもが生まれ、さあ保育園に預けたい。ん?保育園と幼稚園はいったい何がちがうの?最近は「こども園」もあります。知っているようで知られていないこの違い…。違いは一体どこにあるのでしょうか?モリハナはどちらにも勤務した経験がありますが、実はとっても大きな違いがあります。
目次

最大の大きな違いは、預けられる年齢

保育園は0歳児から小学校就学前の6歳までを預かります。

具体的には産休明けの乳児から預かり可能です。 0歳児・1歳児・2歳児・3歳児・4歳児・5歳児のクラスがあり、たとえば1歳児ならその年の4月1日に1歳の子どもを預かりますので、4月すぐに2歳になる子から1歳になったばかりの子どもがいます。

6歳児のクラスはありませんが、同じような考え方で5歳児クラスには5歳になったばかりの子どもと4月すぐに6歳になる子どもがいます。

幼稚園は3歳児から5歳児までです。 保育園では0歳児~2歳クラスを「乳児クラス」、3歳児~5歳児クラスは「幼児クラス」と呼ばれます。

保育園は「生活の場」、幼稚園は「学びの場」

産後休暇明けの赤ちゃんから小学校就学前の子どもたちのいる保育園。

預かる時間も長く、長い子どもは朝7時半から夕方18時まで保育園で過ごしていました。 遊んで、おやつを食べて、給食を食べてお昼寝して…。保育園は子どもたちの「生活の場」です。

保育士をしていたとき幸せだなあと感じたのは、子どものたくさんの「はじめて」を見ることができたことです。 立った、歩いた、しゃべったなど…家ではなく保育園が最初だという子どもも多く、報告した保護者の方が驚くこともしばしば。

保育園はたくさんの「はじめて」を経験する場だともいえます。

一方幼稚園は3歳児~5歳児が過ごし、保育園に比べて預かり時間も短いです。

私立の幼稚園で園バスが送迎をしてくれるところもあります。 友だちと遊んだり、体を動かして活動したり、園によっては習い事をさせてくれるところもあります。

小学校入学前に集団生活の基礎を身に着ける場所だといえます。

管轄や、対象が違います

保育園(所)は厚生労働省所管の児童福祉施設、幼稚園は文部科学省所管の学校教育施設です。 また、保育園は0才~小学校就学前の保護者の事情で保育に欠ける乳幼児を対象とします。

幼稚園は満3歳~小学校就学前の幼児が対象です。 さらに、公立幼稚園については各市町の教育委員会が所管しています。

よく聞く「教育委員会」は公立幼稚園も担当していたのですね!

どちらも子どもにとっては大切な場所

保育園と幼稚園、よく比較される2つですが、どちらも子どもにとっては友だちができ、毎日を過ごす大切な場所です。

保護者の仕事や預けたい時間帯によって、決めることが大切だといえます。

小学校入学前の学力の差は?と聞かれたことがありますが、一言でいうと差はありません。 小学校入学前の大切な時期、集団で過ごして人と関わる楽しさを身に着けられるのは、保育園、幼稚園、どちらも同じです!

ライター/監修:モリハナせんせい(小学校教諭第一種免許状・小学校教諭第二種免許状、幼稚園教諭第二種免許状、保育士免許)

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