小学校給食のアレコレ どこでつくっているか知っているかな?

小学校給食のアレコレ どこでつくっているか知っているかな?
元保育士・小学校教諭のモリハナせんせいです。やはり気になる小学校の給食について。 今回は作る場所やメニューについて詳しく見ていきたいと思います。
目次

給食はどこでつくっているの?

2パターンあります。『自分の学校にある給食室でつくる』『いくつかの学校の給食を一か所でつくり、給食の時間に間に合うように運ぶ』の2パターンです。 それぞれ『自校方式』『センター方式』と呼ばれます。 昔はどこの学校でも自分の学校で給食を作っていましたが、今は違うのですね。

『自校方式』

4時間目になると、どこからともなくいい匂いがしてきた経験を多くの人が持っていると思います。自分の学校で給食を作っているとそうなりますね。 給食は少ない人数の調理員さんが作ります。5~600人ぐらいの児童数なら調理員さんは5人ほどです。1人でも欠けると大変! そんなときは、他校からピンチヒッターがきてくれるんですよ。

『センター方式』

①学校以外の場所に大きな調理施設があってそこで数校分の給食を作る場合 ②ひとつの学校で近隣の学校分も作る場合 この2パターンがあります。 まとまった数をつくるため、一気に調理が進みます。 給食前に各学校に届けられる給食はしっかり保冷・保温されて届くため、自分の学校で作ったのとかわらないおいしさです。

人気のメニューは?

多くの学校でとても人気だったメニュー『ビビンバ』でした。 私が勤務してきた複数の小学校では、3月になると放送委員会が6年生に「給食で一番好きだったメニューは何か」をアンケートにとって給食の時間に放送していました。『ビビンバ』はいつも大人気! それから揚げパン、ラーメン、から揚げなどが定番メニューでした。肉じゃがが上位だったときもありましたよ。

デザートも豊富

それぞれの季節の行事にあわせて三食団子やケーキなどデザートがつきました。それ以外にも杏仁豆腐、プリン、ゼリー、アイスクリームやぜんざいなどデザートの種類も豊富でした。

量は低学年・中学年・高学年でそれぞれ違う

1人当たりのごはんの量はグラム数ですべて決まっています。 例えば一人100gとすれば25人学級なら2500gのごはんがそのクラスに届けられるという仕組みです。グラム数は低・中・高学年ごとに増えていきます。

食料品の急な値上げで学校給食の内容がさみしくなった、というのはよく聞く話ですが、年度半ばでの給食費の値上げはなかなかできません。 限られた予算の中でとっても工夫して作られている給食です。試食会などの機会があれば、ぜひ参加してみてくださいね!

元保育士・幼稚園教諭・小学校教諭のモリハナせんせいです。0歳から12歳までを担任してきました。たくさんの子どもから、たくさんのことを学びました。みなさんの子育てのお手伝いができれば嬉しいです。

ライター/監修:モリハナせんせい(小学校教諭第一種免許状・小学校教諭第二種免許状、幼稚園教諭第二種免許状、保育士免許)

line
執筆者

保育士資格 幼稚園教諭2種 小学校教諭1種2種 モリハナせんせい

モリハナせんせいさんの記事一覧をみる

おすすめ記事

「入園・入学準備」人気ランキング

うちの子の年齢別情報

おやこの毎日に
役立つ情報をお届けします

facebook instagram