ランドセルに入れる定番と言えば教科書とノートと筆箱。1年生の子たちにとってはとっても大変な荷物の量です。 そして、平成の時代にはなく令和独特のものと言えば……そう、タブレットです。 今の小学生はタブレットを持ち歩きます。タブレット、実はけっこう重たいのです。
ランドセルの中で意外と場所をとるのが筆箱です。1年生は両開き箱型の筆箱を指定されることが多いです。箱型タイプは大きいですが、鉛筆は5本入っているか、赤鉛筆はあるかなどが分かりやすいため、1年生向きの筆箱です。筆箱も毎日持ち運びます。 筆箱は最後にランドセルにしまうため、子どもによっては上からぎゅっと押し込んでノートがしわしわになってしまうことも。
ランドセルの内側やポケットにタブレットを入れる場所があらかじめあるランドセルは、1年生の子にとって使いやすいです。「どこに入れるの?」と迷わなくてすむからです。 タブレット専用ポケットがあるものが最もおすすめです。または収納面が広くてマチがあるものがいいでしょう。 ランドセルに教科書とノートと筆箱を入れるだけでも大変!タブレットはどこに入れるか分かりやすいと、帰りの準備をするときに迷わなくてすみます。
「ランドセルの色でいじめられないかどうか心配。」よく聞く言葉です。 モリハナは長く小学校に勤務してきました。1年生や2年生といった低学年も担任しましたし、6年生担任も経験しました。 ランドセルの色でいじめられたりからかわれたりとした現場は…実は見たことがありません。 「色ではいじめられる。」という心配の声がありますが、同じ学年の子どもたちは同じような感覚ですので、友だちのランドセルの色に違和感を持つことはありません。 どちらかというと年配の方が心配されるのですが、今の子たちのランドセルは実にカラフルです。
「軽くて背負いやすいもの」「タブレットや筆箱が入れやすいもの」が重要ポイントです。1年生は背面に黄色いカバーをかけるので、色はほとんど見えません。 2年生になってカバーをはずし「そんな色だったの!」ということもしばしばです。「男の子だから」「女の子だから」ではなく、あきない色を選ぶことの方が大切です。 もしもその色がいやになってもカバーをかけるという手もあります。大人が思うほど、教室での子どもたちはランドセルの色にこだわっていませんでした。
元保育士・幼稚園教諭・小学校教諭のモリハナせんせいです。0歳から12歳を担任してきました。たくさんの子どもから、たくさんのことを学びました。みなさんの子育てのお手伝いができれば嬉しいです。
ライター/監修:モリハナせんせい(・保育士資格・幼稚園教諭2種・小学校教諭1種2種)
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