ちょいワルの定番ヘアスタイルとして1970~80年代に大流行したパンチパーマ。不良やヤンキーを題材にしたドラマやアニメでもおなじみの髪型ですよね。子どもには、「クレヨンしんちゃん」に登場する園長先生のヘアスタイル…といえばイメージがしやすいかもしません。
とがった見た目にぴったりなパンチパーマですが、実は正式名称ではないと知っていましたか?
「子どもに教えたいモノの名前」シリーズ第11弾は、パンチパーマの名前について出題します。
【ここでヒント!】
「一番の髪型」であって欲しいという考案者の想いと、アイロンを使う工程から「〜プレス」と名づけられました。
正解は…
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「チャンピオンプレス」でした!
パンチパーマこと「チャンピオンプレス」を考案したのは、北九州市の理容師・永沼 重己(ながぬましげみ)さん。なんと、日本生まれのヘアスタイルなんです!
高温の超極細アイロンで小さなカールを作っていくため、「通常のパーマよりかかりが強い」「崩れにくい」「洗髪がラク」と1970年代から80年代にかけて大流行。永沼さんは“これ以上ない髪型”という意味を込めてチャンピオンプレスと名付けたそう。
しかし、そんな永沼さんの想いに反して全国に広まったのはチャンピオンプレスではなくパンチパーマという名前でした。
その由来には「パンチアイロンでかけたパーマだから」「パンチが効いた髪型だから」など、さまざまな説があります。
かっこよさの象徴として人気を博したパンチパーマでしたが、「怖い」「いかつい」というイメージがついてからはすっかりドラマやアニメの“ヒール役お決まりと髪型”となってしまったようです。
ここからは同じく不良の髪型として定番の「リーゼント」ヘアの由来とマメ知識を紹介します。
「リーゼント」という名前はイギリス・ロンドンの「Regent Street(リージェント・ストリート)」からきています。両サイドの髪を後ろに撫でつけたときのシルエットが、リーゼント・ストリートの緩やかなカーブに似ていることが名前の由来です。
リーゼントヘアという言葉を聞いて思い浮かぶのは、大きく出っ張った前髪ですよね。実はこの丸みのある部分はリーゼントとは呼ばないんです!
前髪を盛って後方へ流す髪型は「ポンパドール」といわれています。日本のヤンキーでおなじみの髪型は、リーゼントとポンパドールのふたつを組み合わせたヘアスタイルだったんですね。
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今回紹介したパンチパーマのほか、「面ファスナー→マジックテープ」「ステープラー→ホッチキス」など、別称や商品名のほうが世の中に定着してしまう…というのはよくある話です。
ふだん当たり前に呼んでいるモノの名前も、実は正式名称は違うかもしれませんよ!ぜひ、おやこで探してみてくださいね。
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ライター Ichika
山梨県生まれ。関西、九州での生活を経て11年ぶりに地元に戻りライター業をスタート。身内や友人に教育関係者が多く、たくさんのヒントを得ながら自分なりの育児を模索中。子育て経験をもとにした体験談やコラムも発信しています。
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