【もうすぐ1年生】給食を楽しむためにも、いろんな味に親しんでおこう

【もうすぐ1年生】給食を楽しむためにも、いろんな味に親しんでおこう
元保育士・小学校教諭のモリハナです。小学校に入って少し心配なのが給食の時間という保護者の方もいらっしゃるのでは。 我が子は少食で偏食もあるし、時間内に食べられるかな…。心配は尽きないですね。 給食の現状をお伝えするとともに、給食時間を楽しめるコツをお伝えします。
目次

味ご飯や混ぜご飯を食べたことがありますか

年々増えて驚いたのが「白いご飯以外は食べられない」子どもたちです。 季節ごとに出されるたけのこごはん、わかめごはん、五目御飯なども「味のついたごはんはまずい。」と言い、ほとんど食べません。本当に驚きます。 聞いてみれば「口の中で味が混ざるのが気持ち悪い。」という子どもがいました。そして「今まで食べたことがない。」という子どもも。 季節の味を楽しみ、いくつもの栄養素を取り入れられる味ご飯、ぜひ慣れておいてほしいです。

季節のメニューや、地元の特産料理がでます

春にはたけのこ、夏には酢の物、秋には炊き込みご飯や冬には煮物など、正月明けには雑煮や煮豆など季節を感じるメニューがたくさん登場します。ぶりの照り焼きや煮物もでました。 地元の特産野菜を使ったメニューもありましたよ。家ではなかなか作れない料理も多くて嬉しかったです。

煮魚、焼き魚もでます

魚料理は、とても好き嫌いが分かれます。特に魚料理に慣れていない1年生は、知らない料理に手をつけようとしません。 ただ「食べてみるとおいしかった。」という子どももいますので、よく「一口だけ挑戦してみてごらん。」と声をかけていました。

大人と子どもの味覚は違う

わたしたちは「甘い・辛い」といった味を最初に感知します。小さいうちに濃い味を覚えてしまうと、薄い味が物足りなくなり、濃い味しかわからなくなります。砂糖たっぷり、しょうゆたっぷり、油たっぷりといった料理は体によいとはいえません。また酸味・うまみ・苦味といった味をすべて感じられるようになるのは12歳ごろですので、低学年のうちは大人と違う味覚だと知っておいてください。 給食メニューは全学年同じですが、低学年は小さくカットする、高学年は大きめで食べ応えがあるようになど工夫されている学校も多いですよ。

強制はしないけれど挑戦はしてほしい

今は「給食は全部食べなさい」という指導はしていません。少食の子どもはそれにあわせた量を配膳します。 子どもたちの給食の様子をみていると、家庭での食事が垣間見えます。最近はお惣菜や便利な冷凍食品もたくさんあります。使えるものは使い、小学生のうちほど、いろいろな味や料理を知り、食べる楽しさを味わってほしいです。

元保育士・幼稚園教諭・小学校教諭のモリハナせんせいです。 0歳から12歳までを担任してきました。たくさんの子どもから、たくさんのことを学びました。みなさんの子育てのお手伝いができれば嬉しいです。

ライター/監修:モリハナせんせい(小学校教諭第一種免許状・小学校教諭第二種免許状、幼稚園教諭第二種免許状、保育士免許)

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執筆者

保育士資格 幼稚園教諭2種 小学校教諭1種2種 モリハナせんせい

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