冬場に運動量が減ると、子どもの体力の低下だけでなく、低体温や免疫力の低下の原因にもなりかねません。適度な運動をすることで、次のようなメリットが期待できます。
幼児期にしっかり運動することで、体力や筋力が向上し、体の基礎が作られます。冬場の運動は冷えた体を温め、活発にしてくれるのでおすすめです。 また、適度な運動は血流を良くし、免疫力を高めて風邪をひきにくい体づくりにつながります。さらに、運動は脳の血流を促進し、神経回路の発達を助けるため、脳内ホルモンの分泌も促され、気分や精神の安定にもつながります。 運動を通じてストレスを発散できることで、学習やスポーツにより集中できるようになるでしょう。加えて、体を動かすことで睡眠の質も向上し、夜ぐっすり眠れるようになります。このように、寒い時期こそ意識的に体を動かすことが大切といえるでしょう。
室内で楽しみながら運動ができる遊びを紹介します。
子どもはまねっこが大好きです。動物のまねっこ歩きは全身運動に値します。全身運動を続けることで体をうまくコントロールする力へつながるでしょう。遊んでいるうちに体がポカポカしてくるのでおすすめです。
トンネルくぐりを通じて、空間把握能力を育むことができます。また、ハイハイやしゃがむ動作が増えるので、体幹を鍛えることにもつながるでしょう。 椅子やクッションを並べてトンネルを作り、子どもにくぐってもらいます。慣れてきたら、子どもにコースづくりを任せるなどアレンジしてみてください。
ジャンプで進む動きで、バランス感覚や足の筋力脳を鍛えることができます。さらに、ジャンプのタイミングや力の加減なども身に付けることができます。 床にマスキングテープで線を引いて「グーパージャンプ」「ジグザグジャンプ」「ケンケンパ」などの動きを取り入れましょう。
おやこで楽しみながらできる運動を紹介します。
フェイスタオルの両端をおやこで持ち、強弱をつけながら引いていきます。バランスを崩して倒れたら負け、動いたら負けなどで勝負をつける遊びです。バランス綱引きで、力の調節や腹筋と背筋なども鍛えられます。
子どもと向かい合って両手をつなぎ、大人の足の甲に子どもの足をのせて歩きます。最初は前後に進み、慣れてきたらレベルアップします。子どもは大人に足を持ってもらい、体を逆さにして楽しんでみましょう。体幹を鍛えるだけでなく、体の発達も促します。
おやこで向かい合い、両足をつかってじゃんけんします。自然と細かいジャンプをするので遊び感覚で下半身の筋力を鍛えられます。
冬場の運動不足は、室内遊びや簡単な運動を取り入れながら楽しく体を動かして解消しましょう。おやこで体を動かすことで、子どもは体を動かす楽しさをより味わえます。幼児期は脳神経や体の発達が著しい時期であり、さまざまな動きをした経験が将来の成長の大きな財産です。おやこで一緒に楽しむことで、健康的な生活を取り戻しましょう。
監修/ライター:オオイシ(幼稚園教諭二種・ヨガインストラクター)
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