子どもが鉄棒の前回り下りに恐怖を感じる最大の要因は「頭を真下に下げる」という非日常的な動作にあると考えられます。 この恐怖心から、頭を下げた瞬間に鉄棒から手を離してしまい、落下して痛い思いをすることで、さらに鉄棒への苦手意識が増してしまう可能性もあります。
お子さんに前回り下りを練習させる際、お父さんやお母さんが意識すべきことは、まず子どもが抱く恐怖心を十分に理解してあげることです。 その上で、いきなり難しい動作をさせず、スモールステップで少しずつ練習を進めることが大切です。
無理なく楽しく進めることが、苦手意識を持たせないための鍵になります。
前回り下りを成功させるには、鉄棒を両手でしっかり握り、お腹に付けて両肘を伸ばした状態で鉄棒に乗る「ツバメのポーズ」が基本となります。 大人のように筋力が強くない子どもにとって、腕だけで体重を支えるのは容易ではないため、まずはこのポーズをしっかり練習することが重要です。
ツバメのポーズがスムーズにできるようになったら、次はその姿勢を保ったまま少しずつ頭を下げていく練習をします。 ここで大切なのは、いきなり真下に下げるのではなく、徐々に傾けることです。
子どもが怖がるときは無理せず、できる範囲で進めるようにしてください。
ふとん干しの状態までできても、足を地面に下ろす瞬間に手が離れて落下してしまう子どもが多いようです。 最初はお父さんやお母さんが頭と腰のあたりを支えるように補助をして挑戦させると安心でしょう。
補助をした状態で何度も練習し、鉄棒から手が離れずにスムーズに下りる感覚を掴ませることが大切です。
鉄棒の前回り下りは、子どもにとって恐怖心に打ち勝つ必要がある難しい技です。
親が子どもの気持ちを理解し、無理なく楽しく練習を進めることが最も大切です。 この経験が、子どもが鉄棒や運動全般に苦手意識を持たず、自信を持つきっかけになるでしょう。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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