6歳児に関する記事をまとめています。6歳児の特徴は下記のとおりです。
脳量はおよそ1300gとなり、成人の脳重量の約90%に達する。成長ホルモンの成熟が進み、6頭身になる。視力が成人に近くなり、中間的な色・音などへの感受性が敏感になってくる。特に嗅覚の敏感さは6歳でピークに達する。乳歯が抜け、永久歯がはえてくるようになる。
「気をつけ」の姿勢や正座などの正姿勢が短時間ではあるがとれるようになる。走るという活動を基本に、片足跳び全身、連続スキップ、連続横跳び、左右交互の横跳びなどができるようになる。鉄棒での逆上がりや前回り、しり上がりや足抜き周りなどが可能になり、跳び箱でも連続して跳ぶことができるようになる。
さまざまな理屈を理解するようになり、その理屈を根拠とした言語的な説明が可能になる。また、言語が思考の手段となり、「読み、書き、算」への関心が芽生えていく。また「卵と石」「塩と砂糖」など色や硬さといった同じカテゴリーで語彙の違いを対比的にとらえ始めるようになる。
活動範囲や興味対象が、家庭や園から地域へと広がり社会的ルールの理解が始まる。友達集団で遊ぶことが楽しくなり、売り手と買い手など二手に分かれた遊びや勝ち負けのあるゲームを楽しむようになる。集団の中での役割やルールに基づく役割を理解し、役割交代ができるようになる。クラスみんなで同じ目的に向かって活動することを楽しむようになる。
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取材協力:河原紀子先生(共立大学家政学部児童学科教授)
参考文献:「0~6歳 子どもの発達と保育の本(第2版)」(監修・執筆/河原紀子 執筆/港区保育を学ぶ会 学研プラス)
責任編集:おやこのくふう編集部
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