運動能力の高い子の共通点は?才能を伸ばすためのヒント

運動能力の高い子の共通点は?才能を伸ばすためのヒント
「うちの子は運動神経が良いのかな?」と気になる方もいるかもしれません。 実は、スポーツ万能な子は生まれつきの才能だけでなく、日々の過ごし方に共通点があると考えられています。 運動能力の土台を育むためのヒントを紹介しましょう。
目次

体をたくさん動かす経験が大切

特に5〜9歳頃の「プレゴールデンエイジ」と呼ばれる時期は、ひとつのスポーツに絞るよりも、鬼ごっこやキャッチボールなど、さまざまな体の動きを経験することが運動の基礎を身につけるために効果的だといわれています。

実際に、多くの一流アスリートが子どもの頃にサッカーや野球、水泳など複数のスポーツに親しんでいたということも知られています。

さまざまな遊びを通じて、多彩な動きを身につけていると言えるでしょう。

動きをイメージし実行する力

運動が得意な子どもは自分の体の動きを立体的に想像し、そのイメージ通りに動くことが得意だとされています。

たとえば逆上がりのような複雑な動作でも、運動が得意な子は頭の中で一連の動きをシミュレーションして、それをスムーズに実行できることが多いようです。

一方で、運動が苦手な子は動作を細かく分解して考えすぎてしまい、なかなかスムーズに動けない場合もあります。 お子さんが動きをイメージしやすいように、親御さんがわかりやすく声をかけることも運動能力を伸ばすのに役立つかもしれません。

空間認知能力の高さも重要

一流のアスリートの脳を研究している専門家によると、運動能力の高い人は空間認知能力にも優れている傾向があるそうです。 この能力が神経系とうまく連動すると、スポーツが得意な子どもになりやすいといわれています。

空間認知能力とは、物の位置や形を空間の中で正確に瞬時に認識する力のことです。 たとえば、キャッチボールで目標に向かって正確にボールを投げる動作にもこの能力が深く関わっています。

この力は正しい姿勢を意識したり、絵を描いたりといった日常の簡単な活動でも高めることができると考えられています。 また、水泳には空間認知能力をはじめ、脳の発達を促す効果があるとする研究もあるため、習い事のひとつとして検討してみるのもよいでしょう。

おわりに

スポーツが得意な子どもは、生まれつきの才能だけでなく、日々の生活の中のささいな変化によって能力を伸ばしている言われています。

おやこで一緒に体を動かす時間を増やすことが、お子さんの運動能力を育むヒントになるのではないでしょうか。

(おやこのへや編集部)

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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